俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

雪吊

2016-12-10 | 俳句・冬・人事




雪吊の池に映りて狂ひなし



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庭木などの枝が雪の重みで折れないように、幹に沿って一

本の支柱を立て、縄を八方に張り渡し枝を吊るものをいう。







雪の多い金沢の兼六園の雪吊は、冬の風物詩として有名で

ある。







雪吊が池に映っていた。

ぴんと張った縄に狂いはなかった。


 



雪吊の円錐形に見惚れけり



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菰巻

2016-12-08 | 俳句・冬・人事




菰巻や曇り日の首すくめゐて



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江戸時代から大名庭園で行われてきたとされる害虫駆除

法で、マツカレハの幼虫を除去する方法をいう。







六義園の松にはどれもしっかりと菰巻がつけられていた。







曇り日で寒く、菰巻の前を通るときも首をすくめて歩いた。






菰巻や床几に抹茶いただきて



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焼鳥

2016-11-14 | 俳句・冬・人事




焼鳥やいつもの席に落ち着いて



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鶏肉を串に刺してたれや塩をつけ、炭であぶりながら焼く

料理をいう。







68年ぶりに地球に大接近した月が大きく出ていた。







焼鳥屋のいつもの席に着くと落ち着き、燗酒を手酌で飲み

ながら焼鳥を食べた。







冬場は焼鳥が特に美味しく感じられ、目の前で大将の焼く

焼鳥に舌鼓を打った。






スーパームーンあり焼鳥屋を出でて



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雪吊

2016-01-28 | 俳句・冬・人事




雪吊をつぶさに映す池面かな



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雪の重みで庭木の枝などが折れないように、幹に沿って一

本の支柱を立て、縄などを八方に張って枝を吊り上げたもの。

金沢市の兼六園の雪吊は雪国らしい風情があって有名。







大きな松の木に雪吊がなされていた。

その縄の一本一本が池面に映っていた。






雪吊の上を飛行機過りけり



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クリスマス

2015-12-24 | 俳句・冬・人事




クリスマスイブのシャンパングラスかな



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十二月二十五日、キリストの誕生日とされ、祝う日。

教会では聖樹を飾り、聖歌を歌ってキリストの生誕を祝う。







ヨーロッパにおいて土俗の冬至の祭と習合したもの。







前夜をクリスマスイブといい、子供たちはサンタクロースが贈り

物を持ってくると信じて眠る。







クリスマスイブをシャンパンを開けて過ごした。

久々のシャンパンに少しばかり酔った。






ニコライの鐘聞き留めぬクリスマス



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