俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

薄紅梅

2025-02-22 | 俳句・春・植物

枝垂薄紅梅

 

 

薄紅梅万葉歌碑を傍にして

 

 

 

道知辺(みちしるべ)

 

 

 

バラ科の落葉小高木。

中国原産。

 

 

 

 

 

 

紅梅の花の色の薄いものをいう。

早春、薄紅色の五弁花をつけ、八重咲きもある。

枝垂れもあり、万灯のようで美しい。

 

 

 

雛曇

 

 

 

薄紅梅は紅梅よりも明るく、気品があるように思われる。

 

 

 

 

 

 

枝垂れの薄紅梅が咲いていた。

その近くに万葉歌碑があった。

 

 

 

呉羽枝垂れ

 

 

薄紅梅ベンチに本を読むをみな

 

 

 

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野梅

2025-02-21 | 俳句・春・植物

 

 

小流れの飛び石渡り野梅かな

 

 

 

 

 

 

バラ科サクラ属の落葉高木。

中国原産。

 

 

 

 

 

 

早春、葉に先立って五弁花を開き、香気が高く、平安時代以降、特に香を愛で、詩歌に詠まれている。

 

 

 

 

 

 

野梅は野生の梅、または野に咲く梅をいう。

野生化し、白色一重の花をつける野梅は、最も多く分布しており、庭園にも植えられる。

 

 

 

八重野梅

 

 

 

小流れに大きな飛び石があり、その石を渡って高台へ上って行くと、野梅が咲いていた。

 

 

 

 

 

遅き昼とせむか野梅を後にして

 

 

 

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下萌

2025-02-19 | 俳句・春・植物

 

 

下萌や風まだ荒き川堤

 

 

 

 

 

 

早春、地中から草の芽が萌え出ることをいう。

草萌と同じ意味。

 

 

 

 

 

 

早春には、冬枯れの地面のそこここから萌え出た草の芽を見ることができる。

 

 

 

 

 

 

雪国では、残雪の下から草の新芽が見えると、春の到来を実感する。

 

 

 

 

 

 

川堤に下萌が見られた。

だが、風はまだ荒かった。

 

 

 

 

 

草萌ゆる喉飴口に入れもして

 

 

 

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金縷梅(まんさく)

2025-02-17 | 俳句・春・植物

シナマンサク

 

 

まんさくや夕べにも風収まらず

 

 

 

 

 

 

マンサク科の落葉小高木。

日本各地の山野に自生し、庭木にもする。

 

 

 

 

 

 

早春、他の花に先立って花をつける。

花は、線形の縮れた黄色い四つの花弁が特徴。

 

 

 

 

 

 

金縷梅の名は、早春、他に先駆けて「まず咲く」が訛って「まんさく」に、また、紐状の黄色い四弁花が稲穂を思わせ、「豊年満作」につながるからともいわれる。

 

 

 

 

 

 

樹林公園に金縷梅ガ咲いていた。

今日は風が強く吹いていたが、夕べになっても収まらず、金縷梅の花びらを揺らしていた。

 

 

 

アカバナマンサク

 

 

まんさくの前ををみなの走りけり

 

 

 

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紅梅

2025-02-15 | 俳句・春・植物

 

 

紅梅や母を呼ぶ子が橋の上

 

 

 

 

 

 

紅色の花をつける梅をいう。

 

 

 

 

 

 

白梅のもつ高貴な雰囲気はないが、親しみが感じられる。

 

 

 

 

 

 

一般に花期は白梅よりもやや遅いといわれているが、早く咲くものもある。

 

 

 

 

 

 

川堤の脇に紅梅が咲いていた。

橋の上から子供が、紅梅の近くにいた母親を盛んに呼んでいた。

 

 

 

 

 

紅梅に母の面影ありにけり

 

 

 

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