俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

瓢(ふくべ)

2008-08-29 | 俳句・秋・植物


ゆつくりと瓢箪伝ふ雨雫

ウリ科の蔓性一年草で、夕顔の一変種。初秋に青い実を垂らし、熟したら中の果肉を取り除き乾燥させ、酒や飲料水の容器とする。現在では磨いて置物とされる。瓢箪は中間にくびれがあり、その形が独特で俳諧味がある。瓢箪の生るころにはよく雨が降る。その細かい毛のある表面を雨粒がゆっくりと落ちるのも趣があってよい。

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雨に濡るいくさなき世の青瓢


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コメント (2)
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