俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

狐の提灯(ちょうちん)

2010-05-09 | 俳句・夏・植物


狐の提灯揺らすほど風吹かざりし

山野の林下に自生するユリ科の多年草。五月頃、短い花茎から一~三個の緑白色で筒型の花を垂らす。花の形が寺院の軒に下げる宝鐸に似ているので、「宝鐸草(ほうちゃくそう)」とも呼ばれる。都会のオアシス、目黒の自然教育園に狐の提灯が咲いていた。武蔵野の面影を残す森に、この花はよく合っていた。

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路逸れて宝鐸草の一群に


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コメント (2)
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