俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

下萌

2011-03-04 | 俳句・春・植物


考ふる人がベンチに草萌ゆる

早春、地中から草の芽が萌え出ること。新古今和歌集に≪春日野の下萌えわたる草のうへにつれなく見ゆる春のあは雪≫権中納言国信の歌がある。淡雪に覆われた下萌を詠っている。ベンチに凭れて考えているように見える人がいた。その芝生の一部には下萌が始まっていた。

にほんブログ村 ポエムブログ 俳句へ  人気ブログランキングへ




下萌を上りて風を感じけり


にほんブログ村 ポエムブログ 俳句へ  人気ブログランキングへ


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする