俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

春の鹿

2012-02-24 | 俳句・春・動物


うち揃ひ鶴の餌場に春の鹿

春になると、鹿は脱毛し、色褪せてみすぼらしい姿となる。秋の鹿の美しさと比べると哀れが深い。阿寒町タンチョウ観察センターには丹頂鶴が多く飛来する。だが、丁度鶴がいなかったときに、その餌場に鹿の群が走ってやってきて鶴の餌を食べ始めた。すると、パンという空砲のような大きな音がして、鹿は一斉に走り去ってしまった。

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丹頂の群に入りきし春の鹿


野付半島

孕み鹿夕日の方を見てゐたり



一列に歩いてゆくや春の鹿


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