モネの絵の如き睡蓮目交ひに
スイレン科の多年生水草。
温帯から熱帯に広く分布し、世界では約四十種ほどある。
花が美しいので、観賞用に池や水鉢で栽培される。
花が蓮に似ていて、夕方閉じて翌朝また開くところからこの
名があるが、実際は日中開いて夕方に閉じる昼咲きと、夕方
開いて朝閉じる夜咲きのものがある。
在来種の「未草」は、未の刻(午後二時)に白い花をつける
ところからこの名がある。
六~七月頃、細長い花柄の先に蓮に似た花を水面上に開く。
明治初期に渡来した外国種が多く、花色は白、黄、桃など
様々。
モネの睡蓮は本物の絵をいくつも観てきたが、それと同じ
ような睡蓮が目の前に咲いていた。
睡蓮を映す水面のありにけり