ド・ロ様も枇杷捥ぎしかと見てゐたり
バラ科の常緑高木。
冬に花が咲き、翌年の六月頃倒卵形の果実が黄橙色に
熟する。
熟した実は果肉が甘く、皮は薄くて手でむける。
昼食をヴォスロールというレストランで摂った。
普通の民家の一室のようなところで、十人ほどが長いテー
ブルを囲んで食べられる。
ここの食材はほとんどが自家製で、ド・ロ神父の伝えた製法
で作られているという。
索麵もパスタもお茶も野菜もみな作っていて、心のこもった
もてなしであった。
ここは女性が一人で切り盛りしていて、雑誌にも写真付きで
紹介されていた。
レストランを出た近くに、枇杷がたわわに生っていた。
ここ外海の枇杷をドロ神父も捥いで食べたのだろうかと見て
いた。
外海枇杷売られてゐたり道の駅