俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

冬の暮

2019-11-24 | 俳句・冬・時候




お終ひは草地歩きて冬の暮




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冬の夕暮れ時のこと。







「短日」は時間的な実感を表す季語であるが、「冬の暮」は

暮方の情景に目をとめた季語であり、空間的な印象が

濃い季語である。







都会にも、田野にも、浜辺にもそれぞれの冬の暮があり、

それぞれの趣がある。







冬の夕方は早くから電灯がともり、空には寒々とした星が

輝き出す。







一日歩いてきたお終いは草地を歩き、冬の暮となった。






岩の上に川音聞きぬ冬の暮




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