大嘗宮への列長き小春かな
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「小春」「小六月」ともに陰暦十月の異称。
「小春日」「小春日和」は立冬を過ぎてからの春のように
暖かく晴れた日のことをいう。
「木枯」の吹いたあとには必ず静穏な晴天がニ、三日続く。
この日和は気持ちの上でも緊張が和らぐひと時である。
「小春風」「小春凪」「小春空」などとも用いられる。
十二月八日まで大嘗宮の一般参観が行われている。
今日からは更に乾通りの一般公開が始まり、参観者は
七万人以上になったという。
小春日和の中、東京駅の出口から長い列ができ、大嘗宮
を目指して一時間以上ぞろぞろと歩いた。
大嘗祭という千数百年続く儀式に使用された建物は、
じきに取り壊される予定であり、美しくも儚い夢のような
空間であった。
小春日の大嘗宮に真向かひぬ
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