俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

冬茜

2022-12-28 | 俳句・冬・天文

 

 

冬茜亡母(はは)の呼ぶ声遥かにし

 

 

 

 

 

 

冬の夕暮の茜色に染まった空をいう。

 

 

 

 

 

 

冬の夕焼は短く淡い。

それを葉を落とした木々の間に眺めるのも、冬らしい情趣である。

 

 

 

 

 

 

寒さの中で見る冬茜は、郷愁を誘うものがある。

 

 

 

 

 

 

散策の帰り道の夕空が冬茜となっていた。

それを眺めていると、遠くから亡くなった母が呼ぶような声が聞えた。

 

 

 

 

 

富士やはり雄々しかりけり冬茜

 

 

 

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