俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

辛夷

2023-03-13 | 俳句・春・植物

 

 

そよ風に震へてゐたり幣辛夷

 

 

 

 

 

 

モクレン科の落葉高木。

山林に自生し、庭木として植栽もされる。

 

 

 

 

 

 

春、葉に先立って芳香のある白い六弁花をつける。

 

 

 

 

 

 

辛夷の名の由来は、蕾が赤子の拳の形に似ているという説と、赤いでこぼこした実が握った子の手に見えたという説がある。

 

 

 

 

 

 

公園に幣(しで)辛夷が咲いていた。

幣のような細い花びらがそよ風でも震えていた。

 

 

 

 

 

寄りてみむ日差し遍き花辛夷

 

 

 

コメント (4)
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