
散策の老夫婦きて花辛夷
モクレン科の落葉高木。
日本原産。
日本全土に自生する。
春、葉に先立って芳香のある白色の六弁花をつける。
蕾が赤子の辛夷の形に似ていることからこの名がついたといわれる。
だが、蕾よりも実の方が赤子の拳に似ていると思うが、いかがだろうか。
一本の辛夷の大木に白い花がびっしりと咲いていた。
その近くへ散策の老夫婦がやってきて眺めていた。
昼下がり辛夷に薄日差してきぬ