俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

万両

2018-11-25 | 俳句・冬・植物




万両や池に夕日の照りありて




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ヤブコウジ科の常緑低木。

夏、黄白色の小花を散房状に下向きにつけ、冬、球形の

果実が深紅に色づく。

冬枯れの庭に彩りを添える。







万両が赤い実をつけていた。

傍の池には夕日が差し、明るく反射していた。






万両や前撮りの来て三四枚




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八手の花

2018-11-24 | 俳句・冬・植物




三重塔を仰ぎて花八つ手




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ウコギ科の常緑低木。







関東以西の暖地に自生するが、多くは観賞用に庭や庭園に

植えられる。







「天狗の羽団扇」といわれる掌状の葉が互生する。







晩秋の頃、白い花柄が伸び、枝分かれして、初冬の頃、白く

細かい花を固まってつける。







横浜三渓園の小山を登って、そこに建つ三重塔を仰いだ。

塔の下には八手の花が今を盛りと咲いてた。






禅定の出世観音花八つ手




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蜜柑

2018-11-23 | 俳句・冬・植物




蜜柑生る青空へ日を返しては




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ミカン科の常緑低木の実。







代表的なものは鹿児島県原産の温州(うんしゅう)蜜柑で、

暖地に栽培される。

産地は、愛媛、静岡、佐賀、長崎、熊本、和歌山など。







ある家で蜜柑がたわわに生っていた。

皆、青空へ日を照り返すように橙色が輝いてた。






仕合せは食後の蜜柑剥くことに




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2018-11-22 | 俳句・冬・植物




鋭きは二畝三畝葱の先




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ユリ科の多年生野菜。

中国またはシベリア・アルタイル地方原産といわれる。







日本料理には欠かせない野菜である。







葉鞘の白い部分を食べる「根深葱」と緑色の部分を食べる

「葉葱」がある。

関東では「下仁田葱」などの白葱が、関西では「九条葱」に

代表される葉葱が好まれる。







二畝、いや三畝の葱の先が鋭く尖っていた。






蕎麦の具の葱焼いてをり雨の音




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小春

2018-11-21 | 俳句・冬・時候




小春日の手水舎に寄る親子かな




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陰暦十月の異称。




深大寺本堂



十一月半ば過ぎに寒くなってからの春のように暖かい日和の

ことをいう。

「小春日和」「小六月」「小春凪」「小春空」などとも用い

られる。




元三大師堂



小春日和の深大寺を訪れた。

手水舎に七五三の幼女を連れた両親がやって来た。






お賓頭盧さまを撫でゐて小春かな




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