俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

冴返る

2019-02-13 | 俳句・春・時候




冴返る大樹へと歩を進めゐて




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春先、少し暖かくなりかけた頃に、また寒さがぶり返すことを

いう。







「冴ゆ」は、光、音、色などが澄むことであり、寒さを伴う冬の

季語である。







「冴返る」の寒さにもそうした感じがある。







すなわち、再びの寒気によって心身の澄みわたるような感覚

が呼び覚まされるのである。







大樹を目指して歩いていた。

その時、ぶり返した寒さに思わず身震いした。






靴紐を結び直して冴返る




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