俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

寒の入・小寒

2020-01-06 | 俳句・冬・時候




日を隠す雲広ごりぬ寒の入




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「寒の入」は陽暦一月五日頃で、今年は六日。







この日から節分までのおよそ三十日間が「寒の内」。

一年で最も寒い時期。







「小寒」は二十四節気の一つで、太陽の黄経が285度

に達するとき。







陽暦一月五日頃に当たり、今年は六日。

このあと大寒へと続き、寒さが厳しくなってくる。







午後になって雲が広がり、日を隠した。

寒くなった寒の入であった。






小寒のシチューことこと作りけり




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五日

2020-01-05 | 俳句・新年・時候




車窓より五日の富士を拝しけり




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一月五日のこと。







一月五日ともなると、正月気分は薄らいでくる。







昔はこの日に宮中で叙位が行われたという。







四日に次いで仕事始めの日とするところが多い。







車で畑道を走っていると、雪を被った富士山が大きく

見えてきた。

思わず拝んでしまった。






川堤歩き五日の日差しかな




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獅子舞

2020-01-04 | 俳句・新年・人事




獅子舞の白髪振りて山車の上




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年初に獅子頭を被って、囃子に合わせて舞い、子供の

頭を噛む真似などをして厄払いをする芸をいう。







竈(かま)祓いともいう。







もともと伊勢代参の神楽を行う太(だい)神楽が曲芸

や所作事を拡張し、江戸に進出したものであるという。







一般的に、獅子頭、太鼓、笛、鉦の四人連れで行う。







正月の道に山車が出ていた。

その上では長い白髪を振って獅子舞が行われていた。






獅子頭口吽形に閉ぢて果つ




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達磨市

2020-01-03 | 俳句・新年・人事




日陰より日向のがよし福達磨




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達磨は「福達磨」といわれ、新年に開運厄除を祈願

して神棚に飾られる。







達磨は最初は両目とも白で、片方の目を願い事を

かけながら墨で目を入れる。

願いが叶ったときにもう片方の目を入れる。



 



暮れから正月にかけて各地で達磨を売る市が立つ。







正月六日、七日に群馬県高崎市の少林山達磨寺に立つ

達磨市は有名。







川越大師に達磨市が立っていた。

沢山ある店の中で、日陰で売られている達磨よりも

日向の達磨の方が福達磨らしくてよいと思った。






ワンコイン達磨購ひ達磨市




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初景色・正月

2020-01-02 | 俳句・冬・地理




御社を目指して歩き初景色




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元日、何を見てもめでたいような、瑞気に満ちた景色

をいう。







特に風光明媚なところでなくても、正月には新鮮に

見えるあたりの景色である。







初詣の御社を目指して歩くと、辺りはいつもと違う

初景色であった。







屋上に望む筑波山(つくば)も初景色







一年の最初の月のことを「正月」という。

一般的には「お正月」と呼ばれている。






正月の太鼓響けりビルの隙




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