俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

山法師の花

2022-06-20 | 俳句・夏・植物




漕ぐ器具を使ふ媼や山法師




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ミズキ科の落葉高木。







本州以西の山野に自生する。







六~七月頃、小枝の先に白い花びらのように見える

苞に囲まれた緑黄色の頭状花序をつける。







山桑ともいい、街路樹として植えられることが多い。







川沿いのちょっとした空地に漕ぐだけの健康器具が

設置されていた。

それを媼が使っていた。

その脇に山法師が咲いていた。






山法師自転車重く感じけり




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金糸梅

2022-06-19 | 俳句・夏・植物




校庭に部活の声や金糸梅




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オトギリソウ科の半落葉小低木。







中国原産。

観賞用に庭園に植えられる。







夏、枝先に黄色の五弁花をつける。







こちらは、ヒペリクム・ヒドコート(大輪金糸梅)と呼ば

れる金糸梅の園芸品種で、最近、庭や公園でよく見

かける。







中学校の前の植え込みに金糸梅が咲いていた。

校庭で野球部が部活をしている声が聞えていた。






金糸梅晴るれば黄色鮮やかに




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昼顔

2022-06-18 | 俳句・夏・植物




昼顔に川の夕日の明るかり




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ヒルガオ科の蔓性多年草。







野原や道端などで自生する。







五月~八月頃、朝顔に似た小さい淡紅色で漏斗状

の合弁花をつける。







主として日中に開花するのでこの名がある。







川堤に昼顔が咲いていた。

夕日が明るく昼顔に当たっていた。






昼顔や話夢中の下校児ら




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梅雨晴

2022-06-17 | 俳句・夏・天文




梅雨晴や公園に腕振り歩き




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梅雨の最中に一時的に晴れることをいう。







梅雨が明けて何日か晴天が続くことをいう場合もある。







五月晴も梅雨晴と同じ意味であり、陽暦五月の好天

として使うのは本来は誤用である。







暗い雨の日が何日か続いた後、ふと晴間を見ると

明るくなりほっとする。







梅雨晴となった。

久々に公園に来て、腕を大きく振りながら歩いた。






川風を頬に受けたり梅雨晴間




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姫女苑

2022-06-16 | 俳句・夏・植物




真つ直ぐな一本道や姫女苑




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キク科の越年草。







北米原産。

日本には明治維新前後に渡来し、各地で自生している。







六~十月頃、周囲が白色で中心が黄色い頭状花を

多数つける。







春紫苑に似るが、葉の基部は茎を抱かず、蕾は

うなだれない。







川堤の真っ直ぐな一本道を歩いた。

道端にはずらっと姫女苑が咲いていた。






四百年近き用水姫女苑




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