俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

青柿

2023-07-21 | 俳句・夏・植物

 

 

通るたび青柿見上げ川堤

 

 

 

 

 

 

まだ熟れていない青い柿をいう。

 

 

 

 

 

 

梅雨の頃、目立たない淡い黄色い花をつけ、落花の後、青い実が育つ。

まだ渋くて食べられない。

 

 

 

 

 

 

少し経つと、よく落ちている青柿を見かける。

 

 

 

 

 

 

川堤を歩いていると青柿がなっているところがある。

そこを通るたび、見上げて青柿の育ち具合を確認するのである。

 

 

 

 

 

青柿や農家の門の大きくて

 

 

 

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揚羽蝶

2023-07-20 | 俳句・夏・動物

ナミアゲハ

 

 

揚羽二羽睦みて一羽翅広ぐ

 

 

 

 

 

 

アゲハチョウ科に属する蝶の総称。

 

 

 

 

 

 

最も大形の蝶で、翅を広げると一〇センチを超える。

 

 

 

 

 

 

アゲハの中には、黄色地に黒の模様のキアゲハ、黒い地色のクロアゲハ、黒地に緑の光沢をもつカラスアゲハ、やや小形のアオスジアゲハなどがある。

 

 

 

 

 

 

揚羽蝶が二羽、用水沿いの植え込みにやってきた。

触れ合って睦んでいたが、一羽は翅を閉じ、もう一羽は翅を広げたり閉じたりしていた。

 

 

 

 

 

森抜くる風を楽しも揚羽蝶

 

 

 

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青葡萄

2023-07-19 | 俳句・夏・植物

 

 

青葡萄にも表情のありにけり

 

 

 

 

 

 

夏の熟する前の青くて硬い葡萄をいう。

 

 

 

 

 

 

粒がまだ小さい房だが、青みがかった緑色が美しい。

 

 

 

 

 

 

青葡萄は夏らしさを表現する花材としても好まれる。

 

 

 

 

 

 

葡萄棚に青葡萄が生っていた。

よく見ると、青葡萄にも何か言いたげな表情というものがあった。

 

 

 

 

 

袋掛なくて今年も青葡萄

 

 

 

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蜥蜴

2023-07-18 | 俳句・夏・動物

 

 

青石に動かぬ蜥蜴何思ふ

 

 

 

 

 

 

トカゲ科の爬虫類。

全長は二〇センチ程度で、尾が長い。

夏、庭や石垣の隙間などに生息する。

 

 

 

 

 

 

成体は茶褐色であるが、幼体は背が黒色で縦筋が走り、尾は鮮やかな青色をしている。

 

 

 

 

 

 

昼行性で、昆虫、蜘蛛、蚯蚓などを捕食する。

敵に襲われると自分で尾を切り落として逃げるが、切れた尾は再生する。

 

 

 

 

 

 

青い石の上にじっとして動かない蜥蜴がいた。

一体何を考えているのだろかと思った。

 

 

 

 

 

恐竜の末裔らしき蜥蜴かな

 

 

 

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百日紅

2023-07-17 | 俳句・夏・植物

 

 

百日紅川堤への入口に

 

 

 

 

 

 

ミソハギ科の落葉高木。

中国原産。

日本には江戸時代初期に渡来した。

庭園に植栽される。

 

 

 

 

 

 

七~九月頃、桃、紅、紅紫、白などの小さな六弁花を枝先に円錐状につける。

 

 

 

 

 

 

花期が長いため百日紅の漢名がある。

また、樹皮がはがれやすく、幹がすべすべしていて猿も滑り落ちるというところから、「猿滑」という和名がつけられた。

 

 

 

 

 

 

川堤へと降りる入口に百日紅が咲いていた。

いよいよ猛暑となる夏らしい花であった。

 

 

 

 

 

境内にレンタサイクル百日紅

 

 

 

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