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俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

鉄道草

2023-08-21 | 俳句・秋・植物

 

 

ひめむかしよもぎの奥や屋敷森

 

 

 

 

 

 

キク科の越年草。

北アメリカ原産の帰化植物。

正式名はヒメムカシヨモギ。

 

 

 

 

 

 

明治初年に渡来し、道路や鉄道に沿って広がった。

「御維新草」「明治草」「鉄道草」とも呼ばれる。

 

 

 

 

 

 

八~十月頃、茎頂の大形の円錐花序に白色の小さい頭状花を密につける。

 

 

 

 

 

 

道端にひめむかしよもぎが群生していた。

その奥に屋敷森があるのが見られた。

 

 

 

 

 

ひめむかしよもぎ青空どこまでも

 

 

 

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狗尾草

2023-08-20 | 俳句・秋・植物

 

 

猫じやらし輝く夕日得たりけり

 

 

 

 

 

 

イネ科の一年草。

野原や道端など至る所に見られる。

 

 

 

 

 

 

夏から秋にかけてつける花穂は緑色で毛に覆われ、小犬の尾を思わせるためこの名がある。

 

 

 

 

 

 

その穂で子猫をじゃらつかせることから「猫じゃらし」ともいう。

 

 

 

 

 

 

猫じゃらしが群生していた。

夕日を得て、逆光に輝いていた。

 

 

 

 

 

生き生きと狗尾草や道端に

 

 

 

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珊瑚樹

2023-08-19 | 俳句・秋・植物

 

 

珊瑚樹の実や裏道の華やぎて

 

 

 

 

 

 

スイカズラ科の常緑小高木。

 

 

 

 

 

 

関東南部以西沿岸の山地に自生する。

生け垣、防風林、防火樹などとして栽培される。

 

 

 

 

 

 

夏、枝端に白色の小花を円錐状に多数つけ、秋、楕円形の小さな実が鮮やかに赤く熟す。

 

 

 

 

 

 

珊瑚樹の赤い実がたわわに生っていた。

裏道で通る人もほとんどいないが、そこだけ華やいで見えた。

 

 

 

 

 

珊瑚樹や乙女といふ語懐かしき

 

 

 

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芋の葉

2023-08-18 | 俳句・秋・植物

 

 

芋の葉の風に葉裏を見せてをり

 

 

 

 

 

 

芋といえば俳句では里芋をさす。

里芋はサトイモ科の多年生作物。

東南アジア原産。

 

 

 

 

 

 

根茎に生じた芽は地上に出て長い柄を持った、先のとがった心臓形の葉を形成する。

栽培種は通常花をつけない。

 

 

 

 

 

 

十月上旬頃、地中より球茎を掘り上げて食用とする。

 

 

 

 

 

 

芋の葉に風が吹いてきた。

すると芋は難なく葉裏を見せていた。

 

 

 

 

 

子守唄聞え夕べの芋畑

 

 

 

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カンナ

2023-08-17 | 俳句・秋・植物

 

 

畑隅に燃ゆるカンナや誰もゐず

 

 

 

 

 

 

カンナ科の多年草。

中南米原産。

日本には江戸時代に渡来した。

明治時代に欧州で品種改良されたものが、観賞用としてもたらされた。

 

 

 

 

 

 

六~十一月、円柱状の太い茎の先端に鮮やかな筒形の花をつける。

 

 

 

 

 

 

花色は紅、橙、黄、白など多彩。

 

 

 

 

 

 

畑隅の道端に燃えるように鮮やかなカンナが咲いていた。

辺りにはカンナを見る者は誰もいなかった。

 

 

 

 

 

菜園の夕べとなりぬ花カンナ

 

 

 

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