毎日がちょっとぼうけん

日本に戻り、晴耕雨読の日々を綴ります

「生き残りをかけたブライダル・ビジネス」  2012年8月22日(水)No.419

2012-08-22 15:02:50 | 日記
「グリーンベルなんば」は商売上手だ。

当世、日本ではお金をかけずに結婚するカップルが増えている。
もちろん経済的な事情が派手な結婚式を許さないこともあるが、
結婚式そのものにお金をかけるのなら、そのお金を新婚旅行代に充てる人たちも多い。
「グリーンベルなんば」はもともと結婚式場なのだが、
そうした若者の動向をもビジネスに取り込み、
お金のかかる式を省いて写真撮影だけ、
あるいは写真撮影プラス家族(友人)だけの会食などのサービスビジネスを行っている。

昨日、我が娘ナオの結婚記念撮影と会食に招かれて行った。
一月ほど前に娘に付き合って、ウエディング衣装選びに行ったとき、
その貸衣装の膨大さに感心したものだが、
昨今の流行りだろうか、
肩をむき出しにした衣装が多かった。
ナオはそれを避けて、襟付きのデザインを選んだので、
私は大いに安堵した。
肩をむき出しにすると、
肩甲骨が浮き出てやせ衰えて見えたり、
逆の場合は腕がムチムチで腕力ありそうに見えたり、
万が一、衣装がずり落ちたらどうしようとか、
何となく、見ていてソワソワするのである。

撮影後に案内された会食の部屋やテーブルは、
総勢8人のためにはやや広すぎた感じがしたが、
部屋の隅にマイクやBGMの装置があり、
進行役もグリーンベルなんばの職員がしきってくれた。
花嫁花婿を含め、ただ食べるだけと思っていた8名は、
挨拶をさせられたり、乾杯の音頭を取らされたり、
また、二人からみんなに贈り物まであったりと、
ホンワカとした結婚式ムードを味わって、にこやかな職員に送られ、
何となく嬉しく帰途についたのだった。
多分、全部込みでも10万円前後だと思う。
生き残りをかけたブライダル産業の姿を見た思いがした。

親の事を思い、
自分たちでできる気軽なブライダル・セレモニーをしてくれた二人に、
いつも幸運の女神が味方してくれますように…。


プロによる写真撮影の後に、家族友人の撮影タイムもあり、気が利いていた。
二人は「アイドルになったみたい」とホクホク顔。
しかし、よく見ると彼女の衣装の後ろは洗濯バサミでサイズ調整されているではないか…。


あまりポーズを取らず、ただ立っているので、
「花婿が花嫁を抱いてポーズするもんやで」
と言われてトライした二人だが、
人前でそんなことをしたこともないので悪デレ気味。
さらに、ナオは(落とされては堪らん)と緊張して棒のようだった。



コメント (2)
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