毎日がちょっとぼうけん

日本に戻り、晴耕雨読の日々を綴ります

「がんばれ!大阪市職員4人衆」 2012年8月29日(水) No.427

2012-08-29 19:20:16 | 日記
一日一ブログ文を基本にしてるんだけど、
これはどうしても書いておきたい。

大阪市の職員刺青問題だ。
はたして刺青をしているかどうかの調査に答えることを職務命令にできるのだろうか?
刺青tattooをしようがしまいが、基本的に仕事とは関係がない。
プライベートな嗜好だ。
確かに竜だの桜吹雪だのが身体一面に彫られているのは
(ひょっとしてヤクザ?)だろう。
だが、今時そんな模様ではない刺青はいくらでも見かける。
アメリカでの体験だが、
シアトルの公立大学の教師たちは、何人も腕や首の後ろなどにtattooをしていた。
大学横の本屋の店員にtattooについて取材したこともある。
その店員も、腕にデビルマンみたいな模様のtattooをしていたが、
「これはアートであり、自分の思想哲学を描いているのである。」
という返事が返ってきた。


私自身は、マジックペンで描くならいざ知らず、皮膚を傷つけてまで模様を刻むその方法には(痛いだろうな)と恐怖を覚える。
親にもらったカラダなのに…とも思う。
それでも、あえて言う。
刺青をする、しないは個人のプライバシーに関わることであり、
職場の上司に命令を受けるいわれは一切ない。
ただし、見えるところに刺青をしていて、それが接客等で職務上問題があるのなら、
上司か誰かが見て判断したらいいことだ。
いくら大阪市長だからって、職員のパンツの中まで詮索する権利があるとは思えないが。

橋下市長のやり方は、
「市の職員は私が聞いたことには、全て絶対答える義務がある。たとえパンツの中のことでも、だ。」
というものだ。
橋下さんだけ、なぜこんなにも威張っていいのだろう?
公的に迷惑をかけない範囲において、職員には私生活上の表現の自由や職場で私生活上の嗜好をとやかく言われない権利ってものがあるでしょ。
いくら公務員だからって、基本的人権は憲法で保障されているんだから。
市長が女性をお金で買って客室乗務員の服着せて性的行為をしたことの方が
よっぽど、よっぽど、懲罰に値すると思うけど。
それと同じことを、もし学校の先生がしたら、どれだけ全国版で変態差別男と罵られることか。
最近でも静岡や山形、北海道の教師が生徒と性的関係を持ったということで(それぐらいなんだって言うんだ)、
「教師の信用を失墜させた」という罪?に問われ、懲戒免職になっている。
どうして橋下徹に対してだけ世間が「特別何でもO.K.措置」とするのかさっぱり分からない。
法的に売春防止法に違反しているかどうかは別として(何しろ彼は専門家、言抜けはいくらでもするだろう)、
やったことはどうみても売春なのに。
百歩譲っても、「市長としての信用を失墜させた」ことは確かじゃないのか。
中学生や高校生に堂々と、臆することなく
「橋本市長は以前(茶髪の弁護士時代、ついこの間までそうだったですね)、女性に自分の好きなコスプレさせて、エッチなことをし、それについてお金を渡したんだって」
と言えるか?
「日本の売買春」がどれだけ世界から非難されているか、
橋本徹にはカンケーないのだ。
容認している日本社会も、とことん恥知らずである。
情けない。

とにかく、大阪市を提訴する気骨ある市職員の4人はすばらしい。
もし私が市の職員だったら、同じことをしているだろう。
加油!大阪市の職員4人衆!
司法は腑抜けな判断をしないでね。



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「日中の狭間で奮闘する人たち」 2012年8月29日(水) No.426

2012-08-29 11:52:33 | 中国事情
なんだってまた、親中派で両国の架け橋たらんと奮闘している丹羽宇一郎日本大使の車を狙うかね…。
どこの国にも何も考えずただ踊る人がいるものだ。
与えられた情報の、そのまた一部しか聞かずにすっ飛んでいく。
自分の頭で考えないヒトは、もはやどうしようもない。

日本に長年滞在し、
日本僑報社を切り盛りしている湖南省出身の段躍中さん。
(湖南省と言えば、毛沢東は言うに及ばず、太平天国の乱の曽国藩を出し、
劉少奇・胡耀邦を輩出している省だ。江西省の西隣ということは当然内陸で、経済発達から取り残されている。)
さて、段躍中さんの日本僑報社に戻るが、
そこは日中民間交流のための様々な活動を精力的に行っているところだ。
その一つ、「中国人の日本語作文コンクール」も、今年で8年目を迎える。
あちこちから資金を集め、
後援として日本外務省など、そうそうたる組織をバックにつけて、
まさに獅子奮迅の活躍を続けている。
その段躍中さんから今日届いた通信「日本僑報電子週間」にこう書いてあった。
「皆さん、あきらめずに一緒にがんばりましょう。」
そうだね…。私も一人分だけだけど、誠意を持ってクサらずやろう。


日本僑報電子週刊 第1046号 2012年8月29日(水)発行
    http://duan.jp 編集発行:段躍中(info@duan.jp)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

読者の皆様、おはようございます。

日中関係はますます難しくなり、心が痛いです。われわれ民間人はいくら
頑張っても、このような背景と現状において、無力感が一杯です。

日曜日午後定期的に開催されている星期日漢語角は、高温にもかかわらず、
40人以上の人が西池袋公園に集まり、中国語と日本語で楽しく交流してい
ます。26日の回は、253回目となります。日本語では継続は力となりと言
われていますが、尖閣列島・釣魚島問題、中国の反日デモ問題、特に丹羽
大使妨害事件などが、連続生じており、民間レベルと文化交流にも影響が
出ています。

逆風の中、9月7日~9日に、東京芝公園で初めての中国文化祭が決行され
ることとなりました、その中の一つコーナーは漢語角が担当することで、
そのため、9月9日の第255回漢語角は、西池袋公園ではなく、芝公園・中
国文化祭の会場で開催します。多くの方のご来場、心から歓迎します。

詳細http://cccj.jp/chineseculture/

日中国交正常化40周年記念のイベントである日中関係を知る良書ブック
フェアは、多くの書店で展開中です。ジュンク堂池袋本店では、一階の
入口で開催しています。塚越氏はブログに詳しく書いていただきました、
転載いたします。ありがとうございます。

日本僑報社から『中国における医療保障制度の改革と再構築』を刊行し
た著者で、現在上海政法学院の教師を務めている羅博士は、一時来日中
の時間を利用して、ジュンク堂書店のブックフェアを見学された。岩楯
嘉之・NPO日中交流支援機構事務局長は、その様子を記事にした、あり
がとうございます。

9月は40周年の記念イベントが最も多い月です、一日でも日中関係がよく
なることを期待しています。皆さん、あきらめずに一緒に頑張りましょう。

  段躍中  2012/08/29
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