毎日がちょっとぼうけん

日本に戻り、晴耕雨読の日々を綴ります

「大阪より涼しい!」  2012年8月25日(土) No.423

2012-08-25 10:20:24 | 中国事情
ワハハ!嬉しいなっ
重い荷物を曳いて夜中にヨロヨロ到着したんだから、
何かいいことがなくちゃね~。

ご存知の方はご存知だが、南昌は、
夏は非常に、とんでもなく蒸し暑く、冬は冷たい強風が頬を突き刺し、底冷えのする
悲しい気候の土地である。

学生たちは南昌を表現する言葉として、第一に
「南昌の天気は変です。
夏は暑くて死にそうなのに、冬は寒くて死にそうです。」
「南昌は天気のいい日でも、必ず傘を持って出なければなりません。
天気が予測不可能な変わり方をしますから。」
と、天気の悪口を言う。

23日、24日の南昌は、
この定説を覆す爽やかなお天気だった。
今日はちょっと元に戻りつつあるが(最高気温33℃)、
それでも涼しい風が部屋を通り抜け、気持ちがよくてありがたいぐらいだ。
大阪の、微風だに吹かぬアスファルトの道路に立った感触を想うと、
南昌の天気は、自然が思うがままに支配しているという気がする。
大阪の暑さは明らかに人工的だ。

そうは言っても、
自然の作用によって翻弄されっぱなしなのも身体に応える。
外は自然に譲り、家の中は人間の知恵を結集する、というのがいいんじゃないかな。
この宿舎の立て方は、
隙間だらけだったり(一日掃除しないと土埃がうっすらと床を覆う)、
寒さ対策を考えない天井の高さだったり、
一階の部屋は湿気対策もなんもなかったり…、
特に寒さ、湿気についての建築上の工夫がもっともっと欲しい。
見た目は広々した感じでいいんだけど、
生活する者の視点が欠如しているんだよなあ。
コメント
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