毎日がちょっとぼうけん

日本に戻り、晴耕雨読の日々を綴ります

「日本語学科2年生の平和アピール」No.1526

2015-12-04 21:38:44 | 反戦平和

 今日午後3時前、日本語学科教師室に向かう途中で、

私の前をお祖父さんと孫が散歩していました。

孫の幸せそうな歩き方……

 

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先週、2年生はアニメ『裸足のゲン』を鑑賞しました。

その前の週には、日本国憲法の勉強をした際、

それを改正しようとするアベ政権を批判するSEALDs-Kansaiの

スピーチを紹介しました。

その後、戦争と平和について思うことを作文に書いてもらいました。

日本語にあまり慣れていない様子のこのクラスの学生たちには、

作文で気持ちを書くことも容易ではないとは思いましたが、

躊躇してはいられません(笑)。

中にはネットの翻訳機能を使ったようなのもありましたが、

ほとんどの子は悪戦苦闘しながら、頑張って自分で書いたことが分かります。

文法ミスなどを添削したものを取りあえず三作品ご紹介します。

 

―――「平和について」(O.L)

普通の私たちにとって、何より安定した生活が一番大切なものです。

平和の時代、大人は自分の家族を養うために、毎日一生懸命に仕事をします。

子どもたちは呑気に遊ぶことができます。

人々は無事に生活して、とても幸せです。

でも、戦争が始まるとたくさんの人がきっと死んでしまう。

たくさんの人は十分な食べ物を食べることができません。

それに自分の命を心配しなければなりません。

その時、きっと誰も幸せのような感じがしません。

私たちは戦争が大嫌いだ!

世界平和の中で共存したい!

永遠の平和を祈ります!

 

―――「戦後の感じ」(T.S)

私は菏澤学院の日本語専門の二年生です。

日本語を勉強してから、だんだん日本を理解します。

日本語を勉強する前、私は非常に日本が嫌いでした。

原因は数十年前に起きた戦争です。

中国は日本の侵入によって大きな傷を負いました。

日本のことは、いつも中国の傷に関連していて、忘れることはできません。

それから、戦争は怖いです。

私も嫌いです。

昔、中国と日本は友人だったそうです。

中国と日本はいろいろな面で似通っています。

現代はグローバルな経済統合の時代で、中日両国の友好も

無いわけではありません。

しかし、中国侵略戦争のことだと、両国関係が固くなります。

とても残念です。

私の希望の世界の中には、戦争はありません。

 

―――「平和をアピールする」(O.G)

戦争と言えば誰もが嫌な顔をします。

確かに、戦争は人間に災難や苦痛など、一連の悪い影響をもたらします。

私は、生まれて以来、戦争を体験したことがありません。

しかし、テレビや新聞からたくさん情報を得ました。

そして、私の子どもの時に、祖母はいつも戦争の話を聞かせてくれました。

私はその時から戦争が嫌いです。

さらに言えば、戦争なので、学生は学校に行くことができません。

そして、社会は安定しなくなります。

国家の財産は大量に消費します。

それはとても大変です。

私は、学生として平和をアピールします。

政府はもっと和平を重視するべきです。

積極的に社会の利益を図ることはとても重要だと思います。

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コメント
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