ほぼ3週間かけた学期末試験問題作りが、
ようやく、終わりました・・・・・・(虚脱感)。
思えば日本で小学校の教師をしていた時も、学期末はたいへんでした。
成績つけと通知表記入です。
当時は、家に資料を持って帰れたので、家でテストの○つけして、
平均点出して、評価して、通知欄にあれこれ励みになりそうなことを記入しました。
このように書けば2行で済みますが、実際やるのは本当に嫌でした。
コーヒーを淹れたり、急に部屋の掃除をしたり、
やりたくない仕事に、ギリギリまで抵抗をしていましたね。
まず、私は他人様を評価するのは自分の性に合わないので、それが苦痛でした。
小学校の科目の成績はテストだけで測りません(最近はどうか知りませんけど)。
未分化な子どもが持つ可能性を引き出すための評価をしようと努力しましたが、
私は自分の評価力が不十分であることをよ~く知っていましたので、
通知表を作った後も、晴れ晴れとした気持ちにはなれませんでした。
中学校、高校、大学へと進むにつれて、評価は科目の成績だけで事足れりとなります。
つまり、テストが重要になるのですね。
その分、評価の意味も範囲が狭まります。
つまり、子どものごく、ごく一面だけを切り取ったものになります。
ここ中国でも、そんなもので成績が決まり、
その成績で大学から賞を与えられたりすると、
奨学金(給付)がもらえたりします。
ひいては就職にも影響します。
それを思うと、また、学生たちに申し訳ない気がして、
問題作りも実に悩ましいのです。
教師の仕事の中でも、試験・成績つけは最も苦しいものの一つだと私は思います。
とにかく終わったので、
大阪から持ってきたシチューの素でクリームシチューを作り、
4階のモリ先生にお声をかけて、夕食を一緒に食べました。
食べながらペチャクチャしゃべっていて気がついたのは、
なんと、モリ先生はまだ全然試験問題を作成していないということです。
桁外れの呑気者がここ、菏澤学院に生息していました。