元来、一か所にうずくまり、近所のスーパーに出かけるのもおっくうな人間なのに、
近年、落ち着かずウロウロ日本から出歩いています。
そうなると、話題の本も、そうでないのもスル―してろくに読んでいません。
北京の大学院に進学した周文毓さんが日本文学を専門に研究するに当たり、
山崎豊子を取り上げたと聞いて、
(う、地味で渋い)と思いました。
私なら絶対選ばないなあ、いや、キライじゃないけど。
では、もしわたしなら何を選ぶだろう?と我が身に問えば、
樋口一葉しか出てこないです。
あとは、むりやりだと中島敦か池澤夏樹か。
いずれにしても、非常に、あるいはやや古典的。
試験問題作りが一段落した今、急に本、本、本が読みたい気分です。
こういうとき、電子書籍が便利ですね(買ってないけど)。
日本から紙の本を運ぶのは重量がたいへんなのです。
今回はほぼ日本語関係の参考書しか運べませんでした。
インターネット図書館「青空文庫」もありますので、古い作品はたくさん読めますが、
今、私は今どきの若者の書いた本が読みたい気分なのです。
新言語を操る作家たちはどんなふうに、時代を、自分を表現しているでしょうか。
昨年読んだ本谷有希子さんの『嵐のピクニック』はとても面白かったけど、
きっと他にもたくさん輝く宝石のような若者作家がいるのでしょう。
1月後半、冬休みに大阪に戻ってすることはまずブックオフで古本の爆買いかな。
あと、ジュンク堂にも行かないとね。
あ、それから、今後私はいくら駅のそばで便利でも、
紀伊国屋書店では一切何も買いませんよ。
辛坊ヘチマだかのサイン会するような店に一円だって儲けさせたくないですからね。
紀伊国屋のカードも捨てるわ。