毎日がちょっとぼうけん

日本に戻り、晴耕雨読の日々を綴ります

「北京に負けぬ菏澤の大気汚染」No.1546

2015-12-25 23:43:45 | 中国事情

「クリスマス・イヴの昨夜、

北京に降り立ったサンタが言う。

『わしゃ、今後二度と北京には来んわい。』と。」(新浪微博の写真より)。

圣诞老头说以后在也不来大北京了[月亮]…… 2北京·新世界中心公寓

 

とまあ、北京の大気汚染は大変なようですが、

ここ、山東省菏澤市もどうして、負けていない今日この頃ですよ。

一週間前からは連日厳重汚染~重度汚染を行ったり来たりし、

夜中に喉が痛くて目が覚めるほどでした。

昨夜の平安夜も、厳重汚染の限界値500に達しましたが、

その中を宿舎までわざわざ林檎をプレゼントしに来てくれた学生が、

「先生、今は800です」と真面目な顔をして言うのです。

周りの学生が皆がそう言っているとのこと。

当局の発表を多くの学生は信用していないのです。

インターネットで毎日調べているのですが、

菏澤市気象局の記録がときどき[― ― ―]になるので、

私も(都合が悪いので表示しないのだな)とつい疑ってしまいます。

数日前から毎日最低一回は私の安物携帯に、

「環境保持のため、2トン以上のトラックは菏澤市内の運航を禁止する」

と菏澤市当局から通達があります。

やり方がいかにも高飛車な役人思考がよく表れています。

 

さすがにほとんどの学生がマスクを着用し始めました。

それぐらいしか自衛手段がないのです。

私は厳重汚染の日は部屋の中でもマスクをしています。

目に見えるスモッグだけでなく、空気に味と臭いがはっきりあります。

(放射能も目に見えたり、味や臭いがしたら、

国も否応なくその影響を認めるだろうに……)と、

昨日、<<福井地裁、高浜原発再稼働認める>>のニュースを見て、

忌々しく思いました。

 

 

コメント
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