日本に帰るたびに、学生の就職が困難だとか、
ブラック・バイトで酷い目に遭っているとか聞いても、私は長らく、
「それ、会社選び過ぎちゃうん?」
「そこそこでいいと思ったら、必ずどこかには就職できるんちゃうの?」
と、いたって冷淡でした。
若者のいわゆる「一流会社」ねらいは、かなり以前(1980年代)から
私の神経に触っていたので、
今もその傾向が持続しており、
若いもんが我が儘な愚痴を言っていると思ったのです。
しかし、事態はそんなレベルではないことが近年、ようやく固い頭の私にも
呑み込めてきました。
国内の貧困対策どうにかしないと。
特に、これから日本を背負って立つ若者を手厚く保護しないで、
どうやって日本に未来はあるでしょう。
北朝鮮とか同盟国とか、世界に金ばら撒いている場合じゃないです。
亡国の政策を重ねる現行政。
違う政府を私たちは自前で作らなければならない、と思います。
政治を変えなければ、本当に日本に未来はないです。
あ、でも、維新はダメですよ、言っとくけど。
「風俗という仕事があって、本当に良かった……」
何とシビアな言葉…と呆然となった事例が下に。
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「普通」が遠い 貧困リスクはそこにある
12月16日(水)16時18分配信 ロイター/アフロ
風俗をセーフティーネットに生きる女性は、特別な存在ではなくなりつつある。高騰する学費をまかなうために風俗を選ぶ都会の女子大生も、後を絶たない。
ほかにも病気やリストラ、離婚、自立の難しい子ども……。性別、年齢にかかわらず、都会の貧困リスクはすぐそこにあるのだ。
(ノンフィクションライター 中村淳彦/Yahoo!ニュース・AERA編集部)
父のリストラで学費なし
「風俗という仕事があって、本当に良かった……」
山田史織さん(仮名、22)は、微笑みながらそう語る。都内の有名私立大学4年生。育ちの良さそうな清楚な風貌で、いくつか志望企業に内定をもらっている。大学の授業料を払い、普通の学生生活を送ることができたのは風俗のおかげだった。
中学2年生のとき、父親(53)はリストラされた。製造業にも派遣を認める派遣法改正の影響だった。何年就職活動しても正社員になることはかなわず、非正規職を転々とした。
やがてアルコール依存になり、生活費を入れなくなった父親に代わり、看護師資格を持つ母親(50)が時給のパートで生活を支えた。収入はせいぜい月15万~18万円。娘を私立大学に通わせるお金は家庭になかった。
高校は進学校で、大学進学は当たり前の環境だった。祖父母が援助してくれたのは入学金までで、授業料は奨学金とアルバイトで何とかする計画だった。
学費と留学費のため風俗嬢に
日本学生支援機構から毎月10万円借りた。“奨学金”と名付けられているが、返済義務のある有利子の借金は4年間で480万円にもなる。
入学してすぐに自宅近くの飲食店で働き始めたが、アルバイトは時給900円。授業を優先すると1日3~4時間しか働けず、せいぜい月3万円にしかならない。授業料は年間100万円強。途方にくれた。
「大学2年生になる直前の春休みに、学校の掲示板にあった私費留学のポスターを見た。30万円が必要だったけど、どうしても行きたくて、もう風俗店で働くしかないって瞬間的に思いました。心からお金が欲しいと思った」
その日のうちに渋谷のデリバリーヘルスに応募して、採用された。翌日出勤して3人の見ず知らずの中年男性の相手をして、店長から3万6000円のお金を日払いでもらった。
「こんなにお金がもらえるの、って驚きました。1カ月くらいで最初の目的だった30万円は超えた。でも、全然風俗を辞める気が起こらなくて、まだ続けています。奨学金の返済があるから就職しても辞めません」
写真:アフロ
山田さんのように経済的に追い詰められて風俗を始める「女子大生風俗嬢」は、特に都内の有名私立大学で増えている。
なぜなら、40年前と比べて、国立大学の学費は15倍、私立大学でも4倍以上に跳ね上がっているからだ。一方で大卒男子の初任給は2倍強にしかなっておらず、物価上昇を考えても大学で学ぶためのコストは急騰している。さらに、景気の悪化で世帯収入は全国的に下落。首都圏の大学に通う新入生では、仕送りの額が1994年の12万4900円をピークに減少。2013年には過去最低の8万8500円となり、3割も減っている。
大学進学率が5割を超える時代に、“普通の生活”ができる給料を得ようとすると4年制大学卒業は必須条件。「平成型苦学生」が増えているのだ。
http://news.yahoo.co.jp/feature/81「みんなのリアル~1億人総検証」
―――引用ここまでですが記事はまだ続きます。―――