仕事柄あまり詳しいことは書けないのだが、今現在私が仕事をしている職場は鉄道好きならとっても楽しい場所ではないかと思って書いておきます。これまでの記事をよ~く読んでいらっしゃる方はどこだかすぐにわかりますから。
さて、その職場とは国内最大手製紙会社のグループ会社の工場です。ただしこの業界、とっくに再編が進んでいて合併に合併を繰り返してますが、ウィキペディアで調べたらもともと同じ会社だったのが戦前に解体されて一旦別れてその後また統合されたという歴史があります。
なので、私の記憶ではかなり以前だけどこの工場はたしか地元っぽい名前の会社だったはずで、それがいつのまにか最大手の工場の1つとして残っています。
1つ驚いたのはこの親会社というのが歴史も古く規模も大きいので、現在の日本の民間企業でそうとうレアな「ダムを伴なう水力発電所を持っている会社」であるということです。(※)
それはさておき、どう鉄分が多いかというと、まず東海道線の駅に隣接していて現場では列車が走るのが見えるということ。そして、過去にはその隣接駅から専用線が引き込まれていて、今のその痕跡があります。
構内の建物を配置して図面があるのですが、それにも「引込線上屋」があり、木の柱と梁のトラス構造屋根でホームの形をしていてそれに隣接する倉庫がレンガ造りで廃線跡もわかります。
現在、CO2削減の観点からトラック輸送を減らすために一部原材料を途中フェリー使用などしていて、モーダルシフトの手段の1つとしてお隣の駅まで貨物列車を使ってそこから工場へとトラックで運ぶというJRコンテナ輸送も取り入れられています。でも専用線で引き込んだほうが楽しかったな・・。
ごくまれにマニアが工場構内から写真を撮らせてほしいと来るそうです(すべてお断りしています)。
それが現場の西側で、南側には新幹線が走っています。今はもうすぐ東海道からは姿を消す予定の500系が毎日見られるのが楽しいのと、深夜まれにドクターイエローとか線路を積んで走る保線用車両などが見えるのが楽しいですね。
で、私は夜間に巡回警備を一晩に複数回していますが、ちょうどその時間帯に通過するのがマニアならわかるもので・・
1:上り普通338M
かつての「ムーンライトながら送り込み編成」の名残で現在唯一、1往復だけ残る東京-静岡直通の鈍行で、JR東海静岡支社管内ではこれまた唯一の9両編成の鈍行(沼津-熱海間のはJR東の車両)です。ながらが臨時化されてなんでこれが毎日走るんでしょうか?不思議ですが、その上りの列車を見ることが出来ます。尚、この直前に「特急『ワイドビューふじかわ』」が通過します。なので373系が連続することになる・・のかな。
2:下りホームライナー浜松1号(土休日は「HL静岡35号」)
おなじみの1編成しかない371系。特急「あさぎり」での運用を沼津駅で終えた直後からホームライナーとしてもう一稼ぎします。平日は乗車率高いです。下り坂で静かに駅を通過します。
3:下り寝台特急「サンライズ瀬戸・出雲」
これも現在東海道線で唯一の寝台特急です。室内灯の色が旅情を誘い、いつも「いいなぁ。これに乗って四国へ行ってうどん食いたい」と思いますね。
4:上り寝台特急「サンライズ瀬戸・出雲」
同上の上り列車です。夏場はこれが通るころちょうど朝日が昇りはじめホンマに“サンライズ”です。お天気がいいと列車を横目に見ながら富士山に朝日が当りはじめるのでいい景色です。
他にも貨物列車を夜中じゅう多数通過し、佐川急便用の「貨物電車」も通っているはずですがこれはまだ確認してません。時間帯は近いはずですが、窓の明かりなどがないため確認しづらいですね。
こんなマニアックな楽しみ方を勤務中しています。鉄道好きなら面白いはずですよ。
※***
ちょっと調べてみたら「ダムを伴なう水力発電所を持っている会社」がもう1つ近くにありました。清水区内にある日本軽金属です。
現在日本では、これまた唯一アルミニウムの精錬をしているところで、他の企業は国内工場を全て撤退してしまいました。
アルミの精錬にはすごくたくさんの電力が必要なんだそうで、他企業は電気代のコスト負担が高くて国際競争力を失ってしまったのですが、日軽金は自前の発電所を持っていて電気も「手前持ち」なのでコスト面での競争力を保っているんだそうです。スゴイね。
さて、その職場とは国内最大手製紙会社のグループ会社の工場です。ただしこの業界、とっくに再編が進んでいて合併に合併を繰り返してますが、ウィキペディアで調べたらもともと同じ会社だったのが戦前に解体されて一旦別れてその後また統合されたという歴史があります。
なので、私の記憶ではかなり以前だけどこの工場はたしか地元っぽい名前の会社だったはずで、それがいつのまにか最大手の工場の1つとして残っています。
1つ驚いたのはこの親会社というのが歴史も古く規模も大きいので、現在の日本の民間企業でそうとうレアな「ダムを伴なう水力発電所を持っている会社」であるということです。(※)
それはさておき、どう鉄分が多いかというと、まず東海道線の駅に隣接していて現場では列車が走るのが見えるということ。そして、過去にはその隣接駅から専用線が引き込まれていて、今のその痕跡があります。
構内の建物を配置して図面があるのですが、それにも「引込線上屋」があり、木の柱と梁のトラス構造屋根でホームの形をしていてそれに隣接する倉庫がレンガ造りで廃線跡もわかります。
現在、CO2削減の観点からトラック輸送を減らすために一部原材料を途中フェリー使用などしていて、モーダルシフトの手段の1つとしてお隣の駅まで貨物列車を使ってそこから工場へとトラックで運ぶというJRコンテナ輸送も取り入れられています。でも専用線で引き込んだほうが楽しかったな・・。
ごくまれにマニアが工場構内から写真を撮らせてほしいと来るそうです(すべてお断りしています)。
それが現場の西側で、南側には新幹線が走っています。今はもうすぐ東海道からは姿を消す予定の500系が毎日見られるのが楽しいのと、深夜まれにドクターイエローとか線路を積んで走る保線用車両などが見えるのが楽しいですね。
で、私は夜間に巡回警備を一晩に複数回していますが、ちょうどその時間帯に通過するのがマニアならわかるもので・・
1:上り普通338M
かつての「ムーンライトながら送り込み編成」の名残で現在唯一、1往復だけ残る東京-静岡直通の鈍行で、JR東海静岡支社管内ではこれまた唯一の9両編成の鈍行(沼津-熱海間のはJR東の車両)です。ながらが臨時化されてなんでこれが毎日走るんでしょうか?不思議ですが、その上りの列車を見ることが出来ます。尚、この直前に「特急『ワイドビューふじかわ』」が通過します。なので373系が連続することになる・・のかな。
2:下りホームライナー浜松1号(土休日は「HL静岡35号」)
おなじみの1編成しかない371系。特急「あさぎり」での運用を沼津駅で終えた直後からホームライナーとしてもう一稼ぎします。平日は乗車率高いです。下り坂で静かに駅を通過します。
3:下り寝台特急「サンライズ瀬戸・出雲」
これも現在東海道線で唯一の寝台特急です。室内灯の色が旅情を誘い、いつも「いいなぁ。これに乗って四国へ行ってうどん食いたい」と思いますね。
4:上り寝台特急「サンライズ瀬戸・出雲」
同上の上り列車です。夏場はこれが通るころちょうど朝日が昇りはじめホンマに“サンライズ”です。お天気がいいと列車を横目に見ながら富士山に朝日が当りはじめるのでいい景色です。
他にも貨物列車を夜中じゅう多数通過し、佐川急便用の「貨物電車」も通っているはずですがこれはまだ確認してません。時間帯は近いはずですが、窓の明かりなどがないため確認しづらいですね。
こんなマニアックな楽しみ方を勤務中しています。鉄道好きなら面白いはずですよ。
※***
ちょっと調べてみたら「ダムを伴なう水力発電所を持っている会社」がもう1つ近くにありました。清水区内にある日本軽金属です。
現在日本では、これまた唯一アルミニウムの精錬をしているところで、他の企業は国内工場を全て撤退してしまいました。
アルミの精錬にはすごくたくさんの電力が必要なんだそうで、他企業は電気代のコスト負担が高くて国際競争力を失ってしまったのですが、日軽金は自前の発電所を持っていて電気も「手前持ち」なのでコスト面での競争力を保っているんだそうです。スゴイね。
いつもこんな稚拙な文章を読んでいただいて恐縮です m(__)m また宜しくお願い致します。
信濃川発電所は取水データ改ざんで今は取水許可(?)を取り消されて使えないんですよね。
で、そうそうウィキペディアで調べたらすぐにわかりまして、日本で民間企業がダムを持っているのがわずかに11社、JR東日本も○○製紙も数少ない「ダム持ち会社」ですね。鉄道ではJR東日本だけだったんですね。