3/23は清水港に大型客船が2隻入るとのことで早起きして準備。予定ではアマデアが7時、ふじ丸が13時に清水港へ入るというスケジュール。ちょっと寝坊したけど6時過ぎに三保にいれば富士山と撮れると踏んでいた。トップ写真は06:15ごろ霞みながらも朝日を浴びる富士山。
しかし、待てど暮らせどアマデアはやってこない。船だからもしかしたら早く来たのかもしれないと、静岡県が運営する清水港から富士山を撮るライブカメラが1時間ごとの映像を残しているのでそれを見たら…
なんと!もう、1時間も早く入港していたではないか! (>_<) しかもこのライブカメラの映像、とてもいいじゃないか!(笑)
この映像をiPhoneで見ていたら、やはり近くで撮影していた人に話しかけられた。聞けばウチから近所の人だったが、やはりその人も最初は日本平から駿河湾を上ってくるアマデアを撮ろうとたらもう6時前に三保沖にいて焦って来たとのこと。で、この画像見せたら途方にくれていました^^;
それでも興津埠頭のほうを見たら、前日に入港したこの変わった船が見えました。
この備南開発株式会社の「天佑」と船、とんでもない技術と工法を持っていて、今回は清水港管理局のサイトから引用すると…
『免震装置を装備した最新式のコンテナクレーン2基(4号機、5号機)が大分工場から海上輸送され、清水港新興津国際海上コンテナターミナルの第2バース上に据え付けられます。 平成25年3月22日(金)8時15分、コンテナを載せた船が岸壁に着岸しました。』
…とのことで、フォークオン/オフ工法というものでこの形のまま大分からやってきて、このクレーンを荷揚げ・設置していくということでした。この船をこうして見られるのもレアな機会とのことでタナボタとはいえ、これを撮れたのはよかったと思います。ちなみにこの船、この日は土曜日だったのですが、日曜朝はまだいて月曜の朝にはもういなかったので日曜だけで作業終えて帰ったのでしょう。クレーンはもう岸壁に設置されていました。スゴイものがあるものです。鉄道に較べて船は大きさの制約が少ない分、機能に特化した面白い役割の船がたまに見られるので面白いですね。
(工法についてはこちらを→ http://www.j-bdc.com/business/tenyu.html )
こんな小さなコンテナ貨物船も面白い^^
そうは行ってもやはりアマデアと富士山は撮りたいので一旦三保を離れ日の出埠頭へ。
このアマデア、実は以前に日本郵船の郵船クルーズの「飛鳥」として運行されていた船で、当時日本では最大の客船であった「飛鳥」は2006年2月11日に運行を終了し、現在はドイツの船会社、フェニックス客船「アマデア」としてバルト海を中心に運行されています。今回は世界一周クルーズの途中で寄港してくれたようです。
なんとか霞む富士山と一緒に撮れました。でも、前か横から富士山と一緒に撮りたかった(>_<)
このあと一旦帰宅しまた昼ごろ三保へ。13時入港予定の「ふじ丸」と富士山を一緒に撮りたかったからです。(←ダジャレとかじゃないです^^;)
こちらはかつお・まぐろ漁船。
待っていたらツイッターのフォロワーさんから、「興津のバイパスをクルマで走行中、11時ごろに入港を見た」とのコメントが入り、出港までは後の予定があり待てないのでこりゃまたやられたなと三保から撤収しました。船は時間が早く着いても問題ないためありうるとは思っていましたが、これまでの客船はみな時間どおりに到着していたので、今回はダブルでスカくらいました(>_<)
しかーし!転んでもタダでは起きない性格のため(w)、なんとかどこかで船の全景が撮れないかとカーナビの地図やスマホの地図、さらにカンを頼りに少し三保半島を走り回り、対岸に停泊中の姿を確認しながらとある場所をみつけなんとか撮ることができました。
とりあえず揺れる足場のところからふじ丸を。
この「ふじ丸」、ウィキペディアによると
『日本のクルーズ客船の嚆矢として1988年(昭和63年)に三菱重工業神戸造船所で進水、翌1989年(平成元年)の4月に就航した。就航時、日本籍で最大の客船であった。 日本の船らしく、展望大浴場が設置され、これはその後の日本籍クルーズ客船の標準となっている。 当初は主にレジャークルーズに使われていたが、2002年に運航が日本チャータークルーズに引き継がれて以後は自治体・企業・団体向けのチャータークルーズが中心である。内閣府主催の「世界青年の船」事業でも、ふじ丸が使用された。姉妹船に「にっぽん丸」がある。』
…とのこと。しかし今年6月で引退が予定されています。今回が清水ではおそらく最後の姿、撮れてよかったです。
ちょいとおまけ
愛知県立三谷水産高校の船「愛知丸」
さて、では「ふじ丸」と並んでいるはずの「アマデア」はどうなったか…
実はこんな感じでかなり厳しい状況…
ふじ丸は金網なく撮れたのですが、この金網から先には行けません。真横なんだけどなぁ…
金網にへばりつくとこうなります。釣りしてたおじさんすみませんね。
で、考えました。どうせ富士山とは撮れない角度なので船だけ撮れればいい。ならば絞りを開放してなるべく金網が写らないようにまずはしてみました。そうなると…
こうなったり…
こうなってまだ金網の模様がわかってしまいます。こりゃまた困ったなと…
…しかし、ここでひらめいたのがパノラマ写真を作るアプリ!上の2枚、影の位置が若干違うので船をベースにしてパノラマ合成をさせたらこの影を除去した形で空を合成してくれる可能性がある…のではないかと思ってやってみたところこうなりました↓
ぬははは、ま、いいんじゃないの?(^_^;)