ちょっと連休を頂いたので久しぶりに投稿します。去年の9月のことになりますが記録的なブログでもありますのでお付き合いいただければと思います。
9/21、22、23の日程でいつものように新幹線で行きました。初日に福岡へ泊まり真ん中の日に福岡から長崎へ日帰りで行って長崎の路面電車を全部乗ろうという計画でした。長崎では嬉しいサプライズもありましたが、帰路に大変なことになってしまいました。その大変なことは以前にも記事で書いたので、察しのいい方はすぐにわかるんじゃないかと思いますが、そのあたりの経緯も少し書こうと思います。
初日は静岡出発が午後になってしまったために福岡着はもう夕方。まあ今回は福岡での初日には特に用事はなく、いつものビアバーに飲みに行くだけの予定でしたので遅く着けばちょうど飲む時間になるので、早く着いてヒマを持て余すよりはよかったかなと思いました(笑
ホテルのテレビのリモコン、最近のはリモコンに最初からHuluだNETFLIXだのボタンがあるんですねえ、知らなかったです。テレビからしてこれなので、そりゃみんないわゆる放送のテレビは見なくなるわけです。
とりあえず飲んで1泊したら2日目の朝は早起きして長崎へと向かいます。
これは乗った特急ではないのですがホームにいたのでパチリ。「きらめき特急」だなんて聞いたこともなかったです(笑
隣はソニックかな。
自分が乗る特急が入線してきました。特急かもめ5号、7:17発です。このために早起きしました。
「九州ネット早得」なる企画きっぷを買いました。通常料金よりかなり安くなってます。
博多を出発すると23分ほどで鳥栖駅に着きます。鳥栖駅名物うどんの中央軒が見えました。ここでは下車しないのでツイッターに「食べたいな~」って書いたら中央軒のアカウントからいいね!が来ました(笑
途中有明海や雲仙普賢岳などを眺めながら新装中の長崎駅へ着きました。この写真の一段上のホームは西九州新幹線のホームになります。実はこの日は新幹線の開業の前日、自分が乗ってきた「在来線の特急『かもめ』」もこの日が最後となるので記念乗車し写真を撮る人がたくさんいました。自分は特に気にしないで旅行予約したんですけどね(・∀・)
一応長崎本線完乗となるのでこちらも記念写真をパチリ。
いいですね、この”終着駅感”(^_^)
駅構内にはめがね橋の模型あありました。
こんな顔出し看板も(^_^)/
新幹線と在来線がまとまって高架になった新装長崎駅。まだ外構工事が行われていました。新幹線開業は明日だぞ?
ではまず、長崎駅前電停から一番遠くになる赤迫電停を目指して乗車します。
途中「平和公園」や「浦上天主堂」など観光施設も多いところですが、そんなものには目もくれず(笑)ひたすら路面電車完乗を目指しました。時間があまりなかったんですよね。
で、赤迫電停に着きました。
折り返しの電車をパチリ。急いではいますが同じ車両に乗っても仕方ないのでここは1本見送りです。
駅名標というか、電停標は撮っておかないと完乗の記録になりません(笑
この赤迫電停、1系統と3系統の電車がここまでやってきます。ほぼ交互に発車しますが路面電車でもあり信号待ち等で順番が狂う場合もあるのでここではホームを長くして2つの系統の電車が連なって折り返しできるようになっています。
こんな感じです。長いですよね。
もう少し待って違うタイプの車両を撮ってみました。少し新しいタイプですが、全面下部の排障器の形がかなりレトロな感じがいいですね(^_^)
赤迫から3系統の電車に乗って蛍茶屋を目指します。
古い路面電車とはいえ、車内のディスプレイなどは新しいですね、見やすくてよかったです。
木の床がなんともいい感じです。
自分以外のお客さんが乗ってくる前にパパッと撮りました。
蛍茶屋に着きました。外観を撮ってなかったのでここでようやくパチリ。このレトロな感じがいいですが、“レトロ風”ではなく本当に古いのです。大事に使ってますよね。
そうそう、これは押さえておかないと。
蛍茶屋電停はこんな感じです。こちらはわりとシンプル。
いいですねえこの形(^_^)/ エアコンはいかにも“後付け”な感じですが(^^;)
シンプルとはいえ、こちらも左右両方とも縦に2両並べるようになってます。
終点手前のシザースクロッシング。いいですねえこの形(←2回目w)
蛍茶屋電停から今度は5系統に乗って石橋電停を目指しました。
石橋電停に着きました。
ホームから車止めまで少し余裕があり、この左にはベンチがあってちょっとした休憩できる広場になっていました。
電車が行ったところで真ん中からパチリ。
この石橋電停がある道路はそれほど広くはない道路で、電停は…
…川の上にせり出して設置されていました。
ここから見ると下に川が流れているようには見えないんですけど、石橋を発車すると国道499号の大浦海岸通りまでは小さな川沿いに走っていきます。ここからまた折り返して赤迫とは1系統の反対側の終点、崇福寺電停を目指すためにまずは西浜町電停へと向かいます。
西浜町電停に着きました。1つ手前の新地中華街と西浜町は1系統と5系統が重なっている区間なので電車がひっきりなしに来るのでいろんな車両を撮りたい時にちょうどいいのです。
あ、これ最初に乗った車両じゃん!…などとはしゃぎながら乗換をして崇福寺電停を目指しました。
崇福寺電停に着きました。こちらは終点直前に複線から単線になっていました。なので到着した電車はすぐに折り返していきます。
車止めも簡素なもの。なんとタイヤが使われています(笑
さて、上の写真に出てきた青い車両は「みなと号」で、あの水戸岡鋭治さんです。
車内はいかにも水戸岡デザインといった感じで細かい木の細工を施した飾りなどがふんだんにありました。楽しくていいですよね。
みなと号は、長崎には尻尾の先が曲がった“尾曲がり猫”が多いとのことでその尾曲がり猫の絵が描かれています。
おっとこれは押さえておかないと。
この崇福寺電停も川の上にあるんですねえ。
さて、崇福寺電停まで来ました。残りは出島経由で長崎駅前まで乗れば全線完乗達成となります(^_^)/
出島に着きました。全線完乗達成は少し後にして、このあたりで撮影をしようと思っていたからです。
オランダと通商があった頃の長崎の建物を残してある出島、その出島のすぐ裏を路面電車が通っています。
いやあ、マジ出島ですわ(笑
出島の裏の道は片側1車線の狭い道路で、クルマが走る車線と電車が走る軌道を分けていません!
なので、自動車と電車が共存して道路を利用しています。前に電車がいたら自動車は避けて走れません(笑
こんなところを新鋭の低床電車が走る姿はなんだかシュールですねえ~。これが路面電車の楽しいところ(^_^)
しばらくここでいろんな電車を撮影しました。
出島の建物を眺めながら、西浜町電停まで撮影しながら歩いたら、なんだか周りの人々が建物から道路へ出てきてみんな空を見つめていました。なんだろうと思っていたら轟音が聞こえてきて…、
なんと!ブルーインパルスが頭上を通過していきました(*^▽^*) 何かあるのかなと思い検索してみたら、
翌日の9/23が西九州新幹線の開業日で、開業を祝うイベントとしてブルーインパルスによる記念展示飛行が予定されていて、その前日の予行演習だったことがわかりました。
ちゃんとコースが公開されていましたね。
これ、五輪かと思いましたが1つ多い(^^;) あとから調べたら桜の花を描いてるんだそうです。めちゃカッコイイ!
これはハートの一部。
ほかにもいろいろなフォーメーションで飛んでくれました。終わる時に市街地の上を1機づつ「バイバイ」と羽を振って挨拶をして帰っていきました。もう、なんだかそれが超カッコよくて、感動して泣いてしまいました。これを子どもの頃に見たらそりゃパイロットに憧れますよねえ!(^^)!
そして歩いて西浜町に着きました。すぐ近くなんですよね(^^)
この西浜町電停は1系統と3系統が重なっているところで、短時間でたくさんの路面電車が見られます。こんな古い電車から…
…こんな最新鋭の路面電車まで…
この連接でない単行の低床路面電車って世界的にも珍しいらしいです。
…いろんな電車が見られます。
道路上のこんな、複線のレールが交差点で分岐して複雑に交差しているのも楽しいです(^^)
長崎はこの前面3窓タイプの古い電車がまだまだたくさん走っています。
ラッピングもかわいいですね(*^▽^*)
そしてついに長崎駅前に戻ってきました。これで長崎電気軌道全線完乗達成です(*'▽')
やっぱり新型は乗り心地いいですね(^^)/
自分が行った次の日が西九州新幹線開業の日。セレモニーの準備の機材がたくさんありました。
キレイになった長崎駅
「白いかもめ」も、そうでない「かもめ」も、在来線の「かもめ」はこの日が最後。自分は白い方に乗りたかったけど、時間の都合で乗れず(>_<)・・・
こちらの「かもめ」に乗りました。
これはディーゼルで発電してどの電気でモーターを回して走るハイブリッドの、一応「電車」なのかな?(笑)
発車案内にも「白い」かもめとそうでないかもめをちゃんと分けて表示しています(笑)
お土産もいろいろ買って帰りましたが・・・翌日に悲劇が襲います。それについては下の方へ書きました(>_<)
一日券はいい記念になりますよね。思い出の品となります。
さて、この後博多へ戻ってもう1泊し、9/23に新幹線で静岡へ向かいましたが…
…台風15号で静岡県に線状降水帯が発生し大雨になっていて、新幹線も姫路あたりから前が詰まり停止してしまう始末。待たされたあげく「新大阪で運転を打ち切ります」とのこと。さあ大変、家に帰ることも翌日出勤することもできなくなり、さらにそのころには川のそばの車庫が浸水しそうになっていましたがどうすることも出来ず。
新大阪駅で降ろされる前にネットで宿を確保。新大阪からは少し離れた大阪市内の宿がなんとか取れたのでそちらへ移動したかったのですが、その前に特急券の払い戻しの手続きが必要なのですが、駅構内がもう全部の列車から降ろされた乗客の払い戻しの列がまた長い!結局1時間半かかって特急券にハンコを押してもらい(旅行会社の商品のきっぷなので払い戻しは駅でなく旅行会社になるため、駅では確認のハンコだけ押してもらう)、地下鉄で宿へ向かいました。
そのころ新大阪駅前のホテルがチェックイン客でごった返しだったらしく、急激に予約が大量に入ったためシステムも混乱、オーバーブッキングにもなっていたそうで、そのホテルに泊まろうとした人々は豪雨と強風の中2時間待ってしかも入れなかった人もいたそうです。そんなの予想できるんだから俺みたいに最初から少し離れたところにすればいいのにと思いつつ、自分の家と車庫のほうが心配でそわそわしたまま午前1時ごろシャワーを浴びました。
その後スマホで台風の様子を見ていたら…
…もう静岡はとんでもないことになっていて…、
水位が3mを超えたところで絶望となりました。ウチの近くですとここの水位が2.5mまではなんとか大丈夫なのですが、3mを超えたらもう車庫が浸水してしまいます。3.66mでは絶望です( ;∀;)
そして翌朝というか数時間後、一応始発新幹線で行けるとこまで…と思って新大阪駅へ。ダイヤも大混乱というかなんせ東海道区間で列車が東から来てないから列車がない。臨時ダイヤがHPで発表されましたが駅はもうすでに大混乱。それでも9時すぎに名古屋までは行けるということになったのと、どの列がどのホームなのか、どの乗車口なのかもわからないくらい列も混乱しててぐちゃぐちゃでしたが、なんとか最初の列車に乗れて名古屋まで行きました。
そして名古屋に着いたところでまだ静岡県内が全く走れないとのことで(河川の水位が危険水位と超えたままで走れない)また名古屋で足止め。4時間待ってようやく走れるとなりましたが、そのころ既に出勤時刻も過ぎていて、前夜に職場に連絡はしてましたが前日から勤務していた人が自分が出勤できないために残ってくれていることを確認しつつ、午後3時半ごろ静岡に着いてそのまま仕事に就きました。
その日はどっちみち静岡まで着いても、そこから清水へ帰る手段がなく、あちこちで川が氾濫してJR在来線も静鉄もバスも全てストップ。徒歩の覚悟を決めても途中で通行止めなっているとのことでそこでも絶望だったわけです。
仕事は朝まででしたが、朝になってやっと交通機関が復旧、家に帰ることができたのですが、そのころすでに清水区内が断水で水が出なくてどの店も飲料水が売り切れという情報が入りましたが、まだ葵区内のドラッグストアには水が残っていたため重いけど数本買って家に向かいました。
帰宅したら自宅の方はなんとか難を逃れたのですが、車庫の方はやはり50cmほど浸水。クルマは室内まで水が入り動かせない状態になっていました。まず泥を洗いたいのですが水が出ない。実際に作業が出来たのは翌日となり、クルマは結局全損扱いでレッカーにひかれていくことに後日なりました。あーあ、長崎でブルーインパルス見るまでは最高の気分だったのになぁ~・・・