宇宙航空研究開発機構は15日、陸域観測技術衛星「だいち」が撮影した初画像を公開した。
公開されたのは、14日午前10時30分ごろに富士山周辺と静岡県清水港を観測した画像で、空を飛ぶ鳥の目から眺めたように一帯の地形が立体的に見える。(2006年2月16日0時57分 読売新聞)
この「だいち」はパンクロマチック立体視センサ(PRISM)という、高分解能の3方向立体視が可能なものを搭載している。もうちょっと詳しく見てみると・・
PRISMは、可視域を観測する光学センサで、地表を2.5mの分解能で観測することができます。また、標高データを含む地形データを取得するために3組の光学系を持ち、衛星の進行方向に対して前方、直下、後方の3方向の画像を同時に取得します。これにより、地表の3次元データを高精度かつ。高頻度に取得することができます。
・・とのこと。とにかくスゴイものらしい。で、「初画像を公開」とのことなので、これは地球観測衛星のデータとしては世界初の試みとなるとのこと。画像はその「だいち」が撮影した清水港。本当はもっと大きく詳細な画像なのだが、アップ容量の関係でここではお見せできないので現物(?)は宇宙航空研究開発機構のサイトhttp://www.jaxa.jp/press/2006/02/20060215_daichi_j.htmlを覗いてみてほしい。
画像の説明を見ると・・
陸域観測技術衛星「だいち」(ALOS)搭載のパンクロマチック立体視センサ(PRISM)によって、2006年2月14日の昼間(10時30分頃)に観測された静岡県静岡市の清水港付近の画像です。左図に示すPRISMの直下視画像から、清水港を拡大しました。2.5mの地上分解能を有するPRISM画像では、港やヨットハーバに停泊する船舶、道路を走る自動車、JR東海道線の清水駅駅舎や住宅街を見ることができます。
・・ということなのだ。
で、この画像のなかにちゃんとウチが写っている!! だからどうこうってことはないんだけど、でも「世界初」の画像に自分の家が写っているだなんてなんだかウレシイじゃない!
ちなみに、サイトには甲府盆地から見た富士山の画像もあったけど、富士山はやっぱり海から途中1つの山もなく日本最高点まで達する静岡県側から見た絵じゃないとオレは認めないなら割愛した。