生き物好き気象予報士&理科教員、公認心理師・金子大輔(金兵衛)のブログ~通り雨の旅路~

拙著10冊目出版、ぜひ読んでね!おかげ様で19年続いている老舗ブログです。

CO2削減に必要なパラダイムシフト

2023-07-24 | 草ぼうぼう論

個人的には「地球温暖化は人為的CO2が主犯」
という説には懐疑的なのだが、
100歩譲って「CO2を減らしたい」のであれば、
除草・草刈りの類を控えるべきではなかろうか。

植物は大気中のCO2を取り込んで成長していく。
雑草も含めて、植物が繁茂すればするほど、
大気中のCO2は減っていくと考えられる。

一方、除草というのは、
植物体に保存されたCO2を大気中に放出してしまう、
しかも運搬にガソリンを使ってCO2を排出するという
なんとも愚かしい行為ということになる。

もう潔く、価値観を変えるしかない。
「✨草ボーボーは美しい✨」
そうパラダイムシフトを起こすのだ。

そんな願いを込めて、かつてこんな絵も描きました。 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

専門家の意見か世論か?

2021-02-08 | 草ぼうぼう論

専門家の意見を重視すべきか?
世論を重視すべきか?

これらのさじ加減は意外に難しいと思う。

専門家の意見を過剰に重視しているのが「少年法」ではないか。

世論では「もっと厳罰化を」「対象年齢の引き下げを」
さらには「少年法をなくすべき」という声もあるなか、
依然として、旧来の姿勢が貫かれている。

※基本的に、法律の専門家よりも、
一般人のほうが厳罰を求める傾向にある。


逆に、専門家の声はほとんど無視され、
世論、というか「雑音」に振り回されているのが環境教育分野だ。
いち環境教育の専門家としては、こんなに悲しいことはない。

スズメバチやゴキブリ、ムカデ、アリは駆除するもの、
という感情論が卓越し、
ドラッグストアには殺虫剤が所狭しと並ぶ。

「ダイオキシンガー」というヒステリックな声によって、
多くの地域から焚き火が姿を消していった。
ダイオキシンの化学式すら知らない人が、
大きな影響力を持つのをしばしば目の当たりにしてきた。


また、雑草や雑木は刈り取るもの、
という信仰も、日本人の意識の奥深くにまで巣食っている。

これまで何回かこのブログにも書いてきたが、
私は、雑草や雑木をなるべく自然のまま残しておくのが好きである。
人工的な花壇や植栽より、
百花繚乱の野草が咲き乱れる草むらや雑木林のほうがはるかに美しいからだ。

「草ボーボーはみっともない」
「草ボーボーは見苦しい」
「藪を放置すると害虫が湧く」

これらの「雑音」を唱える者たちの中に、
農学や生物学、環境科学の専門家は何%いるのだろう……。


ちなみに、日本はCO2の排出を減らしたいんだよね?

※個人的には、
『CO2が温暖仮の原因』という説には懐疑的です。

CO2排出を抑えたいのなら、
草や木をどんどん増やしたほうがよくないか?
草木が増えた分だけ、大気中のCO2を吸収・固定したことになるのだから。
道端も庭も公園も、雑草や雑木をどんどん繁茂させるのだ!
その分だけ、大気中のCO2はどんどん減る。

反対に草木を刈り取ったうえ、それをガソリン(CO2排出)を使って運搬し、
草木を燃やしてCO2に返すなんて、愚の骨頂もいいところである。

※関連書籍を貼っておきます。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【小松川の原っぱを守ろう】キャンペーンを起こしました!

2020-11-14 | 草ぼうぼう論

ローカルネタ失礼いたします。

前にもブログに書きましたが、
江戸川区で、とある生物多様性の問題が持ち上がっております。



★江戸川区小松川の貴重な「原っぱ」を守ろう
http://chng.it/bYfBrM4h

昨年、陳情を区に提出しましたが、
採択・不採択が決まらないまま、
期限切れになってしまいました。

もう一度陳情を提出するという手もありますが、
それに先立って署名活動も始めた次第です。

ぜひともご賛同・拡散をお願いできれば幸いです
どうかお力を!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

発作的に江戸川区に提案してしまった(笑)

2020-08-03 | 草ぼうぼう論

今朝、近所の街路樹下を除草している場面に遭遇し、
発作的に江戸川区へ
こんな「提案メール」を送ってしまった。 




もちろん、「生物学や環境学の専門家」と名乗るのは
烏滸がましいとは思う。
だが行政相手の場合には、
専門家だと言い切ってしまうくらいのハッタリも必要だ。

さらに正直言うと、
「二酸化炭素が温暖化の原因である」という説には賛否両論があり、
私も疑わしいと思ってはいるが、
あえてそれには触れなかった(笑)。

それにしても江戸川区!
電話番号ばかりで、メール問い合わせの場所がわかりにく過ぎるぞ~。

世の中には、聴覚障害や聴覚過敏を持つ人も大勢いるのだから、
何でも電話で解決しようという姿勢は改めて欲しい。
(今や、ホリエモン氏のような極度の電話嫌いも少なくないのだし)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「えどがわカエル党・えどがわ草ボーボー党」Facebookページ

2020-05-07 | 草ぼうぼう論


ついに「えどがわカエル党・えどがわ草ボーボー党」
のFacebookページ
を作りました。

「えどがわカエル党・えどがわ草ボーボー党」 のFacebookページ


小松川の「原っぱ」をベースに置いているので
「えどがわ」とつけていますが、
区民でない方のご参加ももちろん大歓迎です☆

※小松川「原っぱ」とは
https:/<wbr />/blog.g<wbr />oo.ne.j<wbr />p/camel<wbr />eotino/<wbr />e/4c78b<wbr />c1bfbee<wbr />8fa6c20<wbr />f31e7e3<wbr />7bfb76


「原っぱ」を守る仲間が欲しい、「原っぱ」を忘れないでほしい、
また、コロナが落ち着いたら、観察会、虫オフなどを開催したいと考え、
何か団体の名前のようなものがあったほうがいい、
ということで立ち上げた次第です。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

草ぼうぼう論

2020-04-06 | 草ぼうぼう論

先日、以下のようなツイートをしたら
意外なことにバズッた。 



すべてのレスはに対応できていないため、
いくつか質問に答えておく。

Q:その理屈だと、人間が空き缶を捨てなくなったら、
蚊は絶滅するのか?

A:そんなことはない。あくまで写真にあるような
「解放水面」が多い湿地では、蚊の発生がかなり抑えられるというだけのこと。
蚊の異常発生が起こるか否かの議論であり、
蚊を絶滅させることは考えていない。

Q:専門家が知識のない素人に「バカタレ!」
なんて言うのはいかがなものか?

A:もちろん、一字一句この通りに言ったのかは不明ですが、
専門家が相手にしていたのは、理不尽なことを言うクレーマーです。
「アンポンタン!」や「すっとこどっこいの唐変木!」、
或は「ウスラトンカチ!」だったのかは定かではありませんが、
少し厳しい言い方でビシッと言う必要性があったのは確かです。

まあ、そんなこんなで、
今年から「えどがわカエル党」「えどがわ草ぼうぼう党」は
本気を出していこうと思います! 


※以下、拙著もよろしくお願いいたします!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

怖い人にロックオンされた!

2019-08-31 | 草ぼうぼう論

世の中には、明らかに母国語として日本語をしゃべってるくせに、
こちらの日本語が一切通じないという怖い人間がいる。

ストーカーなんかに多いタイプだ。

「辞めて」と断れば「照れてる」と脳内変換され、
「嫌い」と言われれば「嫌よ嫌よも好きのうち」と捉え、
警察に相談すると「警察のノルマのために利用されてる」とか……。

本当に、どう対処していいのかわからない。


ということで、たびたびの愚痴ですみません。
またしても、庭やプランターを勝手に草むしりされ、殺気立っている。


こんな看板をいくつも立てているのに、だ。

園芸種には一切手を付けてないから、あくまでも
嫌がらせではなく、親切のつもりなのだろう。

この犯人も、日本語が通じないタイプに違いない。
「除草は辞めて」を「遠慮してる」とでも脳内変換しているのだろう。

それに想像力が皆無で、雑草やコケを大事に育ててる人もいる、
ということが想像だにできないのだろう。
除草をゴミ拾い(万人にほぼ100%感謝される)のようなつもりでやってるのか……。


まあ、ぶっちゃけ雑草だから、
放っておけばまた出てくるとは思う。

だが、そもそも、他人の家のプランターや庭を
勝手に草むしりするということの意味がわからないし、気持ち悪くて仕方ない。

てか、なんでよりによってうちなの!?
両親とも愛想がよいから、お節介野郎にロックオンされたのか。

舐められないよう、私だけでも強くならなければ。
でも……母国語が一切通じない相手を前にして、
何をどう鍛えればいいのだ……。


私は「お節介」や「束縛」を、親の仇のごとく嫌っている
マイワールドに土足で踏み込んで来る人だけは許せん!

だが、それは私だけではないようだ。
私より若い人大多数は、同じように思っているらしい。

ある女性も、
「束縛や余計なお世話をする人って、意味がわからないよ。
ホント気持ち悪い、吐きそう」とまで言っていたし(笑)。


束縛、お節介をするなら金をくれ!
1分につき1億円で束縛、お節介を受けてやるよ!!
ただで他人の領域に土足で踏み込めると思うんじゃねえよタコ!!!


ボーゲンはスキー場で、と言われそうなのでこの辺で。
暴言失礼しました……。

因みに、「言葉が通じない系」が湧いてくる一因として、
この国特有の「察しろ」という文化が関係してるのだと思う。
「察する」がうまくできない人が、「言葉通じない系」になるのだ。

個人的には「察して」は好きでないので、
察してもらおうと思わないし、察することもしない。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

自慢の別宅~江戸川区のミニジャングル!

2019-08-14 | 草ぼうぼう論

江戸川区の実家に、ほど近い別宅も盛夏を迎え、
さまざまな野草や昆虫でにぎわっています。

ここは除草や草むしりは一切せず、剪定も最低限。
もちろん農薬は不使用です。

まずアリの種類が増えてきました。

テントウムシの増加によってアブラムシが減り、
イモムシ、毛虫も減ってしまいました。
おそらく、クモやカマキリ、アシナガバチなどが
イモムシを捕食しているのだと思います……。




↑玄関前の道には、まるで門松のように、
ヒメムカシヨモギオオアレチノギクと思われる草が
「ド根性生え」しています。




マルゴミグモジョロウグモの巣もたくさん。
ジョロウグモは、晩秋までにどこまで大きくなるでしょうか。


↑リアクションの鈍さがいい味を出してるアオドウガネ


↑植木への水やりをするために、脅かしてしまって
ぴょんぴょん飛び出してくるオンブバッタ


↑道路の割れ目にはチドメグサ


↑庭に生えたヤブソテツは大量の胞子をつけました。




サンゴジュハムシマルシラホシカメムシも……。

今後5年後、10年後。
どんな生物がやってくるか、ドキドキです。

アオダイショウやアブラコウモリ、シンジュサンあたりが来たら、
胸を張って「上出来のビオトープ」と誇れるのだが(*´▽`*)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ストーカーも真っ青!?

2019-04-20 | 草ぼうぼう論

すみません、前回の記事と似た超・愚痴ですm(__)mたらーっ(汗)

教材に使おうと、タンポポやナズナ、イヌワラビを物色しに、
街路樹へ出向いたら、どこもかしこも除草されてて、
砂漠然としたむき出しの土があるばかり……。

どこもかしこも、である。

土にほんの少しでも、ハルジオンやナズナが萌出すれば、
間髪おかずに除草……。
その執念というか「怨念には、脱帽せざるを得ないげっそり

その一方で、タバコの吸い殻や空き缶など
目を覆いたくなる醜いものは放置したまま。
日本人の美的感覚、いったいどうなっちまったんだ?


少しでも生物学を齧った人であれば(高校生物レベルでも)、
「外来種ガー」と外来生物を目の敵にする傾向にある。

園芸店で入手できる種はだいたいその「外来種」、
猫も杓子もムキになって駆除しているのが「在来種」、
(雑草は、昆虫に比べて外来種も多いが、細かいことは置いといて)
この現実はどのように反論するつもりなのだろう。

「忙しい現代人」が時間を捻出して除草、
「体が言うことを聞かない高齢者」が
自らに鞭を打って除草……ストーカーも真っ青な粘着性はどこから来る??


もちろん、最低限の生活インフラを確保するため、
山林や深い藪に獣道を「作らせて頂く」という姿勢は仕方ない。

しかし、少なくとも東京23区内で除草の必要性はミリも感じない。
(農地など特殊なケースは除く)

除草して「砂漠状態」にしてしまうと、少し風が吹けば
土埃が舞い上がって黄砂状態になる。
目に入るし、洗濯物や車が汚れて困ろう。


冒頭のような光景を目にするたび、
神経質で隙のない、ヒステリックな粘着性を感じ、
たいそう由々しき異常性に、暗澹たる気分になる。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

受難のバイオーム

2019-04-14 | 草ぼうぼう論

クソッ!やられたか……。

春本番になり、別宅のプランターや庭には、
オニタビラコやヒメオドリコソウ、ナズナ、各種タンポポなど
百花繚乱の野草が萌芽し、花盛りだったクローバー

それがきれいさっぱり抜かれていたのだ。

motherf●cker! 誰がこんなことを。。。。

それも、
俗に言う「雑草」ばかり栽培してるような所を選んでイタズラするなんて、
この惑星には、なんと酔狂な輩がいたものだ。



数日後に真実がわかった。
母がある知人に会い、その中で出た話が、
「私、暇なので通りかかったときに草むしりしてあげてますよ」
と……。

Oh my god!! ま~たこのパターンか。
こういう「善意の人」が一番頭が痛い。
無下に注意もできないし、話しても意思疎通ができないことがままあるからだ。

というのは、「善意の人」って、頭がダイヤモンドでできてるのか、
っていうくらい固い人が多いのである。
「ゴキブリや毛虫は駆除するもの、雑草は抜くもの」
という「自らの常識」を疑うことを知らない。

「なんで結婚しないの?」
「早く二人目を作りなよ」等々、アドバイス(!)をしてくるのと同種だ。


もやもやするものの、昔からいる地域内のことだから
あえて波風立てるのもぞっとしないので、
こんな立て看板でもしておこうか↓


『野草・雑草も生態系の大切なメンバーです。
今の時期はヤブガラシが花盛りです。
雑草や毛虫であっても、もし「欲しい」という方は
以下に連絡ください。

【私の電話番号・LINE】

長期に渡る、
豊富な生態系形成のため、ご理解をお願いしますぴかぴか(新しい)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする