生き物好き気象予報士&理科教員、公認心理師・金子大輔(金兵衛)のブログ~通り雨の旅路~

拙著10冊目出版、ぜひ読んでね!おかげ様で19年続いている老舗ブログです。

手作り感

2005-11-30 | 日記風

ひさびさ、火曜日のオフ。

今年こそ年賀状を早めに作ろう
と思っていながら、まだデザインすら考えていない
戌年――パグにしようか、チャウチャウにしようか?

今年は、なるべく”手作り感”を出したい。


というのは以前、
中学生に学習用プリントを作っていたとき、
「プリント、できれば手書きにしてください」
と言われたことを思い出したからでもあった。
PCで打った文字よりも
手書きの文字の方が、やる気が起きるのだとか。

が、やっぱりアナログはいい、とは言えども
1枚1枚絵を書くのは、なにがなんでもしんどい。

なつかしき"プリントゴッコ"を使って作成すれば、
インクが滲んだり、裏に写ったりして
けっこうアナログ感が出る――かもしれない(笑)

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三年目の実現

2005-11-24 | 旅行・オフ会・イベント

なんとなく気になって三年。
やっとそれを果たした。

夢に出てきた神社は参拝するとよい――
といわれる。
高尾山(東京都八王子市)にある薬王院
以前、かなり鮮明に、夢で出てきたことがあったのだった。

高尾山に登るのは約10年ぶり。
懐かしい景色を次々と見るごとに、
小・中学生の頃登った記憶が蘇ってきた。

そして、頂上につく頃には、
断片的だった高尾山の記憶は
完成したジグソーパズルみたいに、ようやく繋がった。

この付近は、
今、まさに紅葉の見頃であった。
予想してたとはいえ、混雑はハンパでない。
山頂付近は、池袋・新宿並の人工密度である。
(トイレの大行列も、数百メートルに達してるところがあるので注意)

山頂では座る場所がないので、
下山の途中――目的のひとつだった薬王院で弁当タイム。
紅葉の美しさも、ここが一番である。

そして、薬王院ってこんなに大きかったっけ?
というのが、一番の感想。
本堂らしいものが3つ。
他に出世稲荷や良縁祈願堂などが
たくさんある。
とりえあず、おみくじを引き、
土産にお守りを数個買って退散。

下山も最後の方になって、
下り坂が急になってきた。
急な下り坂というのは、急な上り坂の数倍疲れる……
後向きで降りていた人が目立ったのはなぜだろう。。。

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恐ろしげなメロディー

2005-11-22 | 音楽・文学・美術・芸能

耳に闖入した水が、やっと出ていったようだった……
音楽を聞いていて、
「どっかで聞いたけど、どこで聞いたか思い出せない」
ことほど、もどかしいことはない(笑)

家で何かする時は、たいていクラシックを流している。
歌詞のある歌だと聞き入ってしまうし、
かといって、静か過ぎると眠くなるので――

聞いている音楽中の1フレーズで、
――これ絶対知ってるぞ!
と、デジャブチックな懐かしさが湧き上がる。
携帯を充電しようとした刹那、
やっとわかった!
「世にも奇妙な物語」のテーマ曲と似ていたことが!

モーツアルトのK219「バイオリン協奏曲第5番」
の第3楽章であった。
この曲は、いかにもモーツアルトらしく、
花が咲き狂う南国を思わせるような、世にも美しい曲である。

だが、それだけではない。
よく聞くと、ちょっと怖い面を持っていることに気づく。

第3楽章の真ん中辺りで、
ムードが、一時的に急変してるところがある。
さらりと聞いていると気づかない。
けれども、掌を返すような鋭い変わり方である。

この、一瞬登場する恐ろしげなメロディーの一部が、
「世にも奇妙な物語」に似ている気がしていたのだった。

音楽の知識はないので、
本当に似ているといえるのかはわからないが、
とりあえず、すっきりして寝られそうである。
(すっきりしなくても爆睡してるって?(笑)

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似ているようで似ていない

2005-11-17 | 日記風

似てるようで似ていない。

ひさびさ早めに職場を出ると
電車がかなり混んでいた。
夕方の混雑電車は、朝のものと
明らかに空気の色が違っている

不思議と、朝の混雑ほどには鬱陶しさを感じない。

あえて有名な行楽地に行く時には、
混んでいてもいい――
むしろすいていたら興ざめする

と思う感触に通じているかもしれない。

ところで、
途中の駅ではもう、
イルミネーションがクリスマスモードになっていた。
(添付写真)

クリスマスイルミネーションは、
駅・町によりいろいろな個性がある。

シルバー・青系で引き締めた渋いもの
赤・黄色・ピンクのパステルカラー――子どものをイメージしたもの
金色で統一したゴージャスなもの、
地味ながら怪しい紫・濃紺を効かせた、幽玄な雰囲気を持つもの……

職場の最寄駅は、どんなだっただろうか――

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水飴がリンゴに?

2005-11-16 | 日記風

水飴って、どこで売ってるもん?」
急に聞かれて、答えに詰まる。

――駄菓子屋……かな
と、言ってはみたものの、
ビル街で、簡単に駄菓子屋が見つかるとも思っていない。

とりあえず、スーパーへ。
駄菓子コーナーがあったから、これはビンゴか?
と思ったが、水飴がない。

他に、
砂糖製品・はちみつ・ジュースコーナー等
ありえそうなコーナー?をくまなく見てもなし。

結局、店員さんに聞くが
置いていないということだった。

しかたがないので、
出ようとしたとき、唇がかさかさに乾いていることに気づき、
リップクリームだけ買っていった。

しかもこのリップ、
リンゴの香り付きであった(笑)
飲食禁止のフロアで使ったら、
こっそり何か食べてると誤解されそうである。

*****************************************************
PS:11月15日の空模様(添付写真)
曇り雨がぱらつき、月がのぞく

【概況】
本州の南を低気圧が東進するが、発達しない。
北海道の北にも、寒気を伴う低気圧。
日本海側の地方と、関東などで愚図ついた。

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矛盾つきまとう難しい問題……

2005-11-13 | 雑記

印象的な、小学校総合学習?の話を聞いた。
当時(1992年)としては珍しい、命の学習の試みという。

――クラスで3年にわたってブタを育て、
成長したら食べよう
というものである。

いざ食べる予定の時期が来て、
クラスは揺れに揺れる。
「やっぱり下級生に引き継いでもらおう」
という意見(始めはほぼ全員この意見)と、
「約束通り、自分たちで終わらせなければならない」
という意見で、激論が交わされる。

結局、ブタは食肉センターに連れていかれることになるのだが……――

この話は、大学教育学部の授業でも取り入れられてるらしい。
多くの人が、思いきったことができる先生に敬服すると共に、
もし自分だったら??
という難題が頭を擡げるかもしれない。

もし自分なら――
(やはり難しい問題なので、見当外れ・非常識なことを書いてるかもしれないが……)

まず、「ブタを助けてくれ!」
と教師に掴みかかってくる子どもを、最大レベルで誉めたい。
そして、
「やはり助けたい。でもそうすると責任逃れになるかも」
というジレンマに陥っている子どもへは、
ときには――殊に生命を前にしては、
責任・けじめといったものさえ、無価値になることもある、
と、助けたい精神の方を、絶対支援したいと思った。

この試みでは、
生きてるブタと豚肉を結びつけよう、という目標は、
激烈なほど果たされた。
ただ、少々過激過ぎるのでは?という疑問も残る。

草が鎌で薙がれるのを見て食欲をなくす、
毎日無数の虫が鳥に食べられてると知って眠れなくなる、
というようなセンスを持った子どもが、
確実に存在するようであるから……

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近い場所ほど遠い

2005-11-13 | 日記風

どこにでも、たいてい一つくらいある。

快速が止まらず、他の路線との交わりもなく――
その駅のそばに住んでいない限り、
降りずじまいになる駅。

下総中山という駅に、
わりかしそういうイメージを持っている。

祖母に参拝を頼まれ、
この下総中山で降りて、
中山鬼子母神に行ってきた。

本堂に行きつくまでに、相当歩かなければならず
祖母が来るのは厳しいからであるが。

駅を降りると、一本長い商店街が伸びている。
狭い道で、歩道もなくごみごみしているが、
駄菓子屋、せんべいや、饅頭屋、喫茶店…………
興味を引かれる店があまりに多い

――このままのペースだと、境内につくまでに日が暮れる。

やがて、鳥居を潜ると、
桜並木、五重塔、美術館など、一段と魅力的なものが
次々と現れる。
さらに、桜並木のメイン参道に対し、
無数の小神社が鈴生りになっている。

近い場所ほど知らないものだ、というが
今日はそれを実感。
大晦日には、大きな鐘をつくために、
この界隈がかなり賑うという。

「また来たい」場所が、ひとつ増えてしまった(笑)

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初雪ゆかし

2005-11-11 | 天気・気象

関東南部で、11月9日に初雪――
といえば、明治ぐらいの話をひっぱってくると思われるかもしれない。

が、明治の話でも大正のでもない。
3年前(2002年)の話である!

2002年、関東では記録的に早い初雪、
昨日の時点で、雪が降ったことになる。

正式な記録として残っているのは
水戸・熊谷であるが、
都内でも複数の目撃談があり、
実際、自分も雪を見た。
初雪の落ちてくる瞬間を見られると、
なんとなく得したような気になる(笑)

雪か雨かは、気温・湿度しだいでほぼ決まる。

気温が3℃以下になると、
雨から雪に変わる確率が高い。
そして
1℃以下になれば、大雪のリスクが非常に高くなると言われる。

が、他にも風・上空の気温などが複雑に絡むので、
いろんな条件が揃いにそろうと、ごくまれに
かなりの高温で雪を見ることがある。
10℃以上で雪、という例さえある。

さきほどの、11月9日の雪も
気温7~8℃くらい、とかなり高温下で降っている。

立冬も過ぎた。
空を見上げたら、
鼻の頭に白い物がついてた、
という日は、もうすぐかもしれない。

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PS:11月10日の空模様

【概況】
移動性の高気圧が日本付近を通過。
北日本は、次第に気圧の谷が接近する。
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酉の市

2005-11-10 | 日記風

いつもは、うっかりしてなくても見落としそうな、
小さな神社がある。

提灯行列がぼんやりと
山吹色の光を放っているのを見て、
その神社のことを思い出した。

今日は一の酉――
酉の市が行われているのだろう。

祭りの匂いを察知すると、
つい寄ってみたくなる

境内を潜ってみると、
案の定たくさんの熊手が売られている。
寒い上に、もう遅いからだろうか。
人はまばらで
家族連れ・カップル、それぞれ一組ずついるのみであった。

いつか、
一の酉の日に盛り上がるという、
下谷の鷲神社にも行ってみたい。

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PS:11月9日の空模様

(乾燥注意報)

【概況】
オホーツク海に発達した低気圧、西日本には高気圧が進み
西高東低の冬型気圧配置。
青森や札幌などで初雪。
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「走れメロス」のクライマックス

2005-11-06 | 音楽・文学・美術・芸能

またまた、『世界一受けたい授業』の話だが…………
太宰治「走れメロス」のラストシーンを、
正確に知っている人は、案外多くないらしい。


――身代わりとして、
死刑台に置いてきた親友セリヌンティウスを救うため、
メロスは、ボロボロになりながら走り、期限ぎりぎりで間に合う。

そして、クライマックスを迎える。

メロス
「一度だけ、走るのをやめようとした(悪い夢を見た、と表現)
殴ってくれ。
殴ってくれなければ、抱擁する資格などない」

セリヌンティウス
「俺も殴ってくれ。一度だけちらりと君を疑った」――


いうまでもなく、
何回読み返しても感動するのが、このシーンである

が、現実世界では、
「相手を疑ったことを暴露なんかしたら、相手に悪い」
と、闇から闇に葬ってしまう場面のほうが多いかもしれない。

信頼している人に対して、
――自分は悪い夢をみてしまった――ことを懺悔するほど、
恐ろしいこともないから、当然ともいえる。

現実に、
悪い夢を見たことさえ懺悔しあい、殴り合えるような
断金の契りを結べたら、なんとファンタスティックであろうか……

(おまけ)
「はしれメロス」は、たしか
――メロスは激怒した。
で始まり、
勇者は、ひどく赤面した。――
で終わる、
という呼応のような形になっている所もおもしろい。


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