不適切な表現に該当する恐れがある内容を一部非表示にしています

生き物好き気象予報士&理科教員、公認心理師・金子大輔(金兵衛)のブログ~通り雨の旅路~

拙著10冊目出版、ぜひ読んでね!おかげ様で19年続いている老舗ブログです。

結婚をリアルに考えるためにメドをつけたいこと

2012-06-01 | 社会・法律・労働

自分は正直、いまだ結婚を現実的なモノとして考えられずにいるあせあせ

以下の、マイミクさんの日記を読んだとき、
その理由が、ようやく言葉として説明できるようになった気がした。
結婚をリアルに考えられるために、
とりあえず3通りの解決策があることにも気付く。

以下、マイミクさんの日記を引用する。

■■■■■■■■■■引用■■■■■■■■■■

http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1848736974&owner_id=45168937

(略)

でも、友人から後日談的に飲み会でどういう話題が出たか聞くことはよくある。

そこで決まって出てくる話題は、「何歳までに結婚したいか、どんな異性と結婚したいか」という、
結婚についての青写真的な理想論だ。

(略)

しかし、いつも疑問に思うことがある。

このクソみたいな労働環境が蔓延している社会で結婚して、本当に幸せになれるのか?

まず、結婚すること=配偶者や子供の人生にも責任を持たなきゃならないということ

ということは・・・
・住居費や学費等をはじめとして、給料の大部分を家族のための費用にまわさなければならない。つまり、いざという時のための貯金額が減る

・一定水準の収入を維持することが求められるので、簡単に会社を辞められなくなる

等のデメリットが挙げられる。つまり、結婚するとラットレース状態のクソ労働環境から脱出することが困難になるというわけだ。

これに対し、1人身なら会社を辞めてもしばらくは貯金で暮らしながら資格を取ったりして体制を整えることができるし、低収入だけど負担が少ない仕事で生活を維持することも可能である。



また、この国に蔓延る女尊男卑の風潮も結婚のデメリットの一つだと俺は思う。
欧米ではキャリアウーマンと専業主夫の家庭がよく見られるが、日本でそれをやろうとすると
白い目で見られるだろう。

「女は仕事するか家庭に入るか選べるが、男は働いてなんぼ」

この価値観が根強く残っているからだ。
男女共同参画社会になった今、女がバリバリ働き男は主夫・またはパート働きの家庭があっても別にいいだろうに、いまだにそれを容認する社会の風潮が出来上がっていない。

実際、低学歴低収入の女が一流企業社員や高収入専門職に就いてる男と結婚することはよくあるが、その逆のパターン(女エリート、男低学歴低収入)はめったにないだろ?たまにあると格差婚とか言われる始末だしな。

一般事務職のような楽な仕事はほとんど女にしか門戸が開かれておらず、男は女に比べて逃げ道が圧倒的に少ない。
自殺者の7割が男性であることが何よりの証拠だ。


たしかに結婚によるメリットも存在することは否定できない。
子供の成長を見守る楽しみや、本当に尊敬できる異性と生涯寄り添う喜びはかけがえのないものであろう。

しかし、今は時期が悪すぎる。

1.クソみたいな労働環境(ラットレース)が改善される

2.女尊男卑の風潮が改善される


この二つが達成されるまでは、結婚することによるリスクがあまりにも重いと俺は考えている。


(略)

■■■■■■■■■■■■■■引用ここまで■■■■■■■■■■■■■■■

自分も結婚・子育てをするとなると、
一番不安なのは労働環境あせあせ(飛び散る汗)

子どもが大きくなったら、働くことになるだろう。

でも、ご存じのとおり、
現在の日本は、ほとんどがブラック企業げっそり……。

こんな社会に子どもを残してよいものか、と考えてしまうのだ。


ピリピリとした重苦しい緊張感が漂い、
フロアに入っただけで病気になりそうな雰囲気の企業の、
なんと多い多いことか爆弾爆弾爆弾

怒声が飛び交い、お互いにあら捜しをし合い、
20時、21時まで働くのは当たり前、
健康や家族より、仕事を優先しないと扱い、
風邪くらいで休めない、
魑魅魍魎と蠢く「社畜」に1日10時間取り囲まれる。。。

※私の考える、「社畜」の定義↓
http://yaplog.jp/oomizuao/archive/202


また、最近はこんなニュースも話題になった。

●女性の育休「取らないで」25%
http://news.goo.ne.jp/article/asahi/business/K2012053004670.html

「日本のビジネス誌を見るたび、マジで怖くて震えが来る。
俺は、日本ではもう絶対働けない」
と東南アジアで働く人は、本気で怯えた顔をするふらふら

さらに、オーストラリアで働いてる人が言ってたが、
日本の労働環境を説明して『難民申請』したら、
難民として認められるのではないか、と。。。
「とても人間の働く所じゃない」とね……。


日本の自殺率は、世界6位だが、
この国の傾向として、ぜ~ったい少なめに見積もられてるだろうから、
世界最悪とするべきだとする説もある。

自殺理由の1位は「健康問題」だが、
たぶん「過労によるうつ病」が圧倒的と推測する。

幸福度は、内戦国家や飢餓に苦しむ国をも下回るが、
これも、労働環境に起因するところが大きいと思う。


こうした、奴隷もびっくりな、
地獄のクソツボみたいな環境に、子供を残すのは躊躇してしまう。

いっそのこと、昆虫にでも産んでやって、
24時間365日、
捕食者におびえる生活の方がまだ幸せとさえ思ってしまう(笑)。


自分が結婚をリアルに考えるため、
以下3つのうち、いずれかの目途をつける必要があると考えてる。

1.子どもが小さいうちに、海外生活を体験させる
(いつでも脱出できるように。1つの国にしがみついて生きなくていいように)

2.子どもが一生安泰なくらいの財を築くドル袋ドル袋ドル袋

3.「社畜文化」に飲み込まれずに生きていけるような教育をする自信がつく


難易度は、易しい順に1、2、3だと思うが、ぜひとも3を目指したい。

どんな文化になろうが、どんな世界になろうが、
「私は私」と言えるような人、そんな間を育てるスキルを身につけたいぴかぴか(新しい)

台風に巻き込まれても、
台風の目に飛び込んで平然としている台風、みたいな……。


あるいは自分みたいに、極端に集団帰属欲求が低ければ、
現代日本みたいな所でも、
ゴキブリ並みの生命力を発揮するという可能性も考えられるが(笑)


*************************************
【通り雨の旅路(本館)】
http://www5e.biglobe.ne.jp/~tooriame/

【Twitter】お気軽にフォローください^^
http://twitter.com/turquoisemoth
*************************************

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする