ラノベ風小説はこれまであまり読んでこなかったが、
書店で見つけて衝動買いしたのがこれ。
「無敵JK二人が次々と心霊スポットに凸する」
これは間違いなく面白いと思ったのだ。
読んでみたところ、
ストーリーが面白いことは言わずもがな、
キャラが立っていること、立っていること!
中学までは柔道最強で
将来のメダル候補だった桜井梨沙。
美人だが、悪趣味かつ
悪魔的頭脳をもつ茅野循。
最強の武闘家&悪魔的頭脳がコンビを組めば
何も怖いものはないように思えるが、
霊能者が
「あれだけ呪われて怖い想いをすれば懲りるでしょう」
と思っていたところを
「呪われても何とかなるものね。もっとヤバい所へ行きましょう」
となってしまう二人のメンタルもやばい。
現実に身近にいたら、毎日が絶対愉しいと思うのだが、
茅野循の弟いわく、
「だから僕は、この姉(あくま)が苦手」と……。
そんな悪趣味な茅野循も、道路に落ちているイモムシを
木にとめてやったりして、何気にいいヤツだったりする。