生き物好き気象予報士&理科教員、公認心理師・金子大輔(金兵衛)のブログ~通り雨の旅路~

拙著10冊目出版、ぜひ読んでね!おかげ様で19年続いている老舗ブログです。

【厳しい現実】人間に地球は必要だが、地球に人間はいらない

2024-09-24 | 自然科学
一昔前に比べると、「人間の身勝手」
反省する思想がだいぶ弱くなったと感じないだろうか。


嘗てクマが暴れれば、
「人間がクマの棲み処を奪い続けてきたからだ」
「人間がクマを威嚇し続けてきたからだ」

と自らの行いを省みたものだし、
天変地異が起これば、
「地球が怒っている」と身を引き締めたものである。


昨今はそんな論調はほぼ耳にすることがなく、
大した罪悪感を覚えることもなく
太陽光パネルや伐採などで自然環境を破壊
し続けている

人口爆発で、地球人口が80億人に達するともいうのに、
少子化している自国にしか目が行かずに
産め、産め、言っている国もある。


日本の宗教観には、もちろん変なものも多いが、
アニミズム的、ゆるい神道的な宗教観は好きだった。

このまま調子に乗って経済至上主義を盲信して
地球環境を破壊し続けると、
とんでもないことが起こってしまう気がする……。
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量子力学でオカルトを否定してみたまえ

2024-09-09 | 自然科学
前回の記事で、ちょっと重い生と死の話を書いた。

そこで「死を肯定的に捉えること」を推奨したけれど、
では「死後の世界」は存在するのか?

このネタも、これまでも何回か書いてきたが、
私はほぼ確実に存在すると思う。
またそのように信じて生きた方がよい。

はっきり言ってしまえば、
量子力学や相対性理論まで視野を広げれば、
オカルトや心霊現象のほとんどが「あり得る」
と思えてくる


オカルト・心霊否定派に根拠を聞くと、
古典物理学(ニュートン力学、高校までの物理)でしか
考察していないものばかりだ。

古典物理学でオカルトを否定されても、
「そんなん当たり前じゃん。
確証バイアスだらけの理論をドヤ顔で語られても……」

と、ひじょ~~~に冷めた気持ちになってしまうのだ。

※量子力学までは絶対にマスターしているだろう
スティーヴン・ホーキング博士が
著書『ビッグ・クエスチョン』の中で、
死後の世界の存在を否定していたが、正直納得できなかった。


そして、死後の世界を信じて生きた方がよい理由だが、
死が怖いばかりでなく、死が愉しみになるからである。

仮に死後の世界が存在しなかったならば、
がっかりする主体すらもないのだから心配は無用笑


どこかに量子力学まで踏まえて、一般向けにわかりやすく、
オカルトや心霊を否定している人、いないかな~
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衝撃的な理論~科学で頭をくらくらさせてみよう

2024-08-30 | 自然科学
衝撃的な理論を知った。

現代物理では、頭がクラクラするような理論が多いが、
この理論も「常識」をいとも簡単に破壊してくれる。

皆さんは、この宇宙に電子は何個くらいあると思いますか?

水素原子には1個、酸素原子には8個含まれていて……
その原子が無数に存在するのだから、
1兆個? 1極個? いやいや無量大数個??

それがなんと、1個しか存在しないという仮説があるのだ。
(単一電子宇宙仮説)

正常な思考回路であれば
「いやいや、おかしいっしょ。
現に酸素原子に8個もあるじゃないか」
と思うことだろう。

だがもし、
「電子が時空を自由に動ける存在」だとしたら??……。


たとえば、2時間前にタイムスリップすると、
2時間前の「私」と、タイムスリップした「私」の2人になる。

この2人で4時間前に行けば、
4時間前の「私」、2時間前の「私」、タイムスリップした「私」
の3人になる。

こうして、時間軸を自由に動けることで、
同時刻に1つの物をたくさん出現させることが可能になるのだ。

電子も1個しかないのに、このように時空を移動しまくることで
あらゆる瞬間瞬間で
無限に近い数存在するように見えているのではないか、と。

長くなるので省略するが、もちろん根拠もいくつかある。
(ぜひ考えてみましょう~)


ここから先は、哲学、宗教、都市伝説めいた話になるが、
ヒトも、実はこの地球に1人しか存在しない説もある。

私一人が、いろいろな時代、性別、人種、地域に
生まれ変わりを繰り返しているというのだ。

この理屈だと、このブログの読者の皆さまも、
過去または未来の「私」ということになる。

さらに大谷翔平もモーツアルトも金正恩も
過去、もしくは未来に
私が経験する人生ということになろう。

※別のヒトに生まれ変わるときには、
以前の記憶は思い出せなくなる。

「すべての人は私」という考え方は平和にもつながり、
仏教における「ワンネス」ともつながる。
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【10cmの津波で騒がなくても?】風浪と土用波と津波

2024-08-10 | 自然科学
※つっこみどころはあると思いますが、
ざっくり、端的に要点だけ書きました。


8日、日向灘を震源とするM7.1の地震が発生、
それに伴い、各地で津波が観測された。

「10cm、20cmの津波でそんなに騒がなくても……」
という指摘があるかもしれないが、
津波は一般の波(風浪)とは
まったくの別物と考えるべきである。

10cmの津波に飲まれれば、多くの人は倒されてしまうし、
1m以上の津波に飲まれれば、まず助かるまい。




上の図のように、津波と一般の波では、
「波長」がまったく異なるのである。
一般の波では数m、長くても100m以下が多いが、
津波では数km~数百kmと桁違い。

よって波のエネルギーも桁違いなのだ。

なお、うねり(土用波)はお盆を過ぎて、
遠洋に台風があるときなどに出現する。

風浪にうねりが入ると、足を引っ張られるような
奇妙な感触を覚えることがあるといい、
しばしば水難事故につながる。

「お盆に海に入ってはいけない」という言い伝えは、
実は正鵠を射ているのである。
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【中学・高校化学】塩コレクション【混ぜて楽しい】

2024-08-07 | 自然科学
酸性のものとアルカリ性(塩基性)のものを混ぜると、
水と塩(えん)ができます。

理屈さえ理解すれば、何と何を混ぜると
どんな塩ができるのか、容易に導くことができます。



しかし、個人的には性質も知らないものは
親しみも湧きにくい。


そこで代表的な(中学レベルの)塩の性質を
下の表にまとめてみました。
私も見たことがない物質がけっこうあります。

おおまかな傾向として
硝酸塩は爆薬バリウム塩は有毒、
酢酸塩は匂う
ことがわかります。

代表的な実験が、
怖~い塩酸(強酸)と、怖~い水酸化ナトリウム(強アルカリ)
を混ぜると塩化ナトリウム(食塩)ができるというもの。

食塩ができた証拠に、舐めて見せる教員が昔からいるが、
これには賛否両論ある。
混ぜ方が足りなくて
水酸化ナトリウムが残っていたりすると極めて危険だからだ。

ちなみに、私は舐めたことがあります笑


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ウイルス学入門

2024-06-11 | 自然科学

2024年現在の生物学では、ウイルスは生物ではないとしている。

・細胞膜をもつ
・自力で生殖能力を持つ
・DNAとRNAをもつ
↑これらの条件を満たしていないからである。

ではウイルスとは何なのか?

なんともはがゆい言い方ではあるが、
「生物と非生物の中間的な存在」というのが定義なのだ……。


ふと、「ウイルスって地球に何種類くらい存在するのだろう?」
という疑問が湧いた。
素朴な疑問ではあるが、意外に回答を聞いたことがない。

とりあえずGoogle先生に聞いてみても
なかなか明確な回答が得られない。
定義などのややこしい問題もあり、
よくわかっていないのではないか?


代わりにわかった情報は、人体には約380兆個のウイルス
生息(?)しているということだ。

もちろん、ほとんどのウイルスは特に悪さをしないが、
体調を崩すと悪玉化したりもする。

また人体に感染することで、細胞内にある種のDNAを残して、
生物的な進化に繋がる可能性も秘めている。


ウイルスには、エンベロープと呼ばれる、
脂質性のカプセルを持っているものと、
エンベロープを持たず、カプシドというタンパク質の殻
のみでできているものに大きく二分される。

エンベロープを持つもの(コロナウイルス、インフルエンザウイルスなど)
は、アルコールや除菌剤に弱く、エタノールで駆除できるが、
ノンエンベロープのもの(ノロウイルスやアデノウイルスなど)は
エタノールなどが効かず、駆除が難しい。

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チンパンジーの呪い?

2024-04-06 | 自然科学

我々は正確に言えば、
『動物界・脊索動物門・哺乳綱・霊長目・ヒト科・ヒト属・ヒト』
宇宙人に自己紹介するときにはこう言えばよいだろう

つまり和名が『ヒト』、
学名が『Homo sapiens(ホモ・サピエンス)』である

ヒト属には、他に北京原人やネアンデルタール人がいるが
すべて絶滅していて、現存するのはヒトだけとされている

ヒト科の他の動物としては、
チンパンジー、オランウータン、ゴリラ、ボノボがいる

ヒトがチンパンジーやボノボと枝分かれしたのが
約600万年程前と言われている

ところでヒト科の動物たち、けっこう性格が明確に異なる

チンパンジー:極めて狂暴
オランウータン:温厚で孤独好き
ゴリラ:温厚で平和的
ボノボ:温厚で社交的
ヒト:?

イメージとは異なり、ゴリラなどはかなり温厚で
いわゆるドラミングも威嚇ではなく、
「ケンカは辞めようぜ」という意味ではないかと言われ出した

ある動物園で、幼児がゴリラの柵の中に転落したところ、
ゴリラが寄ってきて抱きかかえ、無事を確認したうえで
親に返したというエピソードもある

その点、チンパンジーは粗暴さが目立ち、
いじめ、レイプ、子殺し、獲物をわざと弄んで苦痛を与える……
などの行動をしばしば取る

「子殺し」で狙われるのはオスが多く、
出生時はオス:メス=1:1なのに
成獣ではオス:メス=1:2になるのは
子どものうちに殺されてしまうオスが多いからとする説がある

ところで、ヒトと最もDNAが近いのがチンパンジー
DNAの95~99%はヒトとチンパンジー間で同じらしい

人間社会が殺伐としていて、戦争や犯罪が絶えないのも
こうした「チンパンジー似」に由来しているのかもしれない

ボノボやゴリラに似ていれば
きっと、もっとまともな世界を創れたはずだろうに…… 

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ロボットやAIの意外な可能性

2024-01-08 | 自然科学

飲食店に入ると、ロボット
料理やおしぼりなどを持ってくることが
最近急に増えてきた🤖。

特に擬人化されておらず
デザインも凝ってないロボットが多いけれど、
なんとなくほっこりして
「ありがとう、おつかれさん!」と言いたくなる。

小さな子どもや小動物などに対して抱くのと
似た感触を醸し出すのである。
これはロボット化、AI化の思わぬ副産物かもしれぬ……。

ロボットが接客することで、
人間が行うよりもサービス業でのクレームが減る。
従業員がストレスフリーになるのはもちろんだが、
顧客満足度すらも上がる気がするのだ。

日常や仕事のストレスは、ほぼ100パー「対人間」で生じる。
もちろん、PCなりAIなり機械なりが
思い通りに動かなくてイラっとすることはあっても、
人間関係のストレスの比ではない。

身も蓋もない言い方をしてしまえば、
「人間」という存在自体が、他の「人間」をイラつかせるのだ笑。

最近聞いた例だと、1円玉10枚払ったら店員から
「細かいのは困るんですよね」と言われた(イラッ)。
だけどAIなら黙って数えるだろう、という例。

人間が相手だと、不機嫌な表情で接客されたり、
返事をしなかったりすれば不快感を覚えるが、
AIならそんなふうには感じないだろう。

※プログラムすれば、確実に返事をするようにもできる。

AIは面倒な仕事を人間がしなくてよくしてくれるばかりか、
労働というものをノンストレスにしてくれるかもしれない。

そんな可能性を感じている。

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最も美しいものと最も醜いもの

2023-12-20 | 自然科学

これを見てどう思われますか?
最も美しいと言われる式「オイラーの定理」です。



「オイラーの定理」は、なぜ最も美しく不思議な式と言われるか。

e = 2.7182818(無理数、循環しない無限小数)
π=3.14159265(無理数)
i(虚数、平たく言うと実在しない数)

はああ? 
無理数を無理数×虚数乗したら-1になるだと!?……。

この世界はいったいどうなっているのかと、
キツネにつままれた気分になる🦊。

「神」のような高位の存在や、
「この世界は仮想現実である」という説を信じたくもなるだろう。

ちなみに「最も美しくない定理」とされていたものが下です笑。
面白半分にググって見つけました。

素粒子の標準モデルと呼ばれる、人類が現在持っている
最も究極の理論に近いものの心臓部分(ラグランジアン)だそうです。
 

「こんなばっちい式を理論や定理と呼べるか、バカチン!」
と物理屋さんは怒りそうだ笑。

あるいは、まるで国会議員みたいとも言える

「YES、NOでお答えください」
と言われたら、原則として
「YES」「NO」「わからない」「答えられない」以外の回答はない
と思うのだが、関係ないことをグダグダグダグダ言う議員……。

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マスクの功罪

2023-09-25 | 自然科学

猛暑なのにインフルが流行という
前代未聞の現象が起きている。

おそらく主な原因は、ずっとマスクしていたせいで
免疫力が著しく落ちているためであろう。

マスクをしていた弊害としては、
他には肌の保湿力が落ちて、
夏でもリップクリームが必須になったという話も聞く。

今後は、アレルギー疾患の激増といった事象も
見られるのではないだろうか。


なお、不衛生な環境を強いられる発展途上国の人は、
ノロウイルスのようなしょぼい病原体で
体調を崩すことはほとんとない。

0歳児を動物園に連れていくことを進める生物学者もいる。

ヒト(動物)はある程度、病原体に接していないと
免疫機能を初めとしたいろいろな機能がおかしくなるのだ。

個人的に一番恐れていることは、
このタイミングでの『H5N1の新型インフル化☠』である。

こんなことまで言うと陰謀論だと思われかねないが、
みんなの免疫が落ちたタイミングで
H5N1(いわゆる強毒の鳥インフル。致死率は50~90%とも)
ヒトからヒトへの感染力を得たら(新型インフルになったら)、
本当に億単位、数十億単位の犠牲者が出かねないではないか……。

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