最近、少し描くペースが鈍っていましたが、
久しぶりに完成させました!
今年は、世間的にも個人的にも怒涛の一年で、
「コンクールに出そう」と思っていながら、
うっかり締め切りを過ぎてしまっていたりで……。
そんな怒涛の一年、よく生き抜いたものです。
誰か褒めてください(笑)。
さて、元ネタは「嵐」です。
暴風雨は、街のネオンサインと稲妻を一体化させ、
うねりのように押し寄せてくる……。
一つ前の絵は、気分転換に具象を描いてみました。
ただし、増量剤を多用し、絵具をモリモリにして
凸凹さ・ゴツゴツさをかなり強調しています。
下手すると「立体作品」とみなされるかも。
その前は元ネタは滝・濁流の絵です。
数年前、集中豪雨で職場近くの小さな川(半ば暗渠)が
轟音を立てる濁流へと変化しているのを思い出し、
イメージを思いつきました。
2021年に向けて、新しい絵のアイデアも考え始めています。
久しぶりに、穏やかな感じですが、
現代アートチックに、絵の中に
何かメッセージをこめようかなとも思っています。
初めて15号サイズに挑戦し、ようやく完成しました。
サイズが大きいと、とかくデッサンが狂いやすい……。
完成した時の嬉しさは一入です。
今週、吉祥寺で行われるグループ展に出展しますが、
私の15号が最大で、一番「大きな顔」をすることに……。
なお、小岩駅に実在する商店街(フラワーロード)を
モチーフに使っています。
たしか東京一長い商店街で、バス停3個分に相当します。
いろいろな、メッセージを込めていて
ネタばれになるので多くは語りませんが、
よろしかったらゆっくりご覧ください。
夏の藪
「夏の藪」をテーマにした抽象画です。
子ども時代、秘密基地を作って遊ぶような、
クズやヤブカラシなどが
これでもかとばかりに生い茂った、深~い藪をイメージしています。
この絵を見せたところ、
「八幡の藪知らず」みたいだと言われ、嬉しくなりました。
まさにそんなイメージもあったのです。
八幡の藪知らずとは、本八幡駅の近くにある禁足地で、
入ると二度と出て来られなくなると言い伝えられている藪です。
今では祠が立ち、面白半分に立ち入らないよう、
塀で覆われています…………。
令和最初の抽象画を完成させました~。
人間社会から「組織」が絶滅し、
「コミュニティ」が生まれるイメージです。
組織とは何? 、コミュニティとは何か?
議論するとおもしろいかもしれませんが、
私は「人を束縛するか否か」の違いだと思っています。
アドラーは「人の悩みは、すべて人間関係だ」と言いました。
お互いに束縛・干渉・お節介をすることを辞めることで、
人類に平和が訪れることを願った絵です。
そして、先週仕上げたのがこの絵です。
今までは、ゴチャゴチャ系の絵が多かったので、
はじめてシンプル系にチャレンジ。
言葉では説明できない感情の動きを表現しようと試みたら、
これが、とてもとても難しい……。
「これ」と思ったイメージに食らいつき、
スッポンのように離さないスキルを磨きたいです。
抽象画は、純文学とも似ているかもしれません。
また書道とも似ていますが、決定的な違いがあります。
書道のように、「一本の線、かすれ具合、タッチ」に
美を追求するまでは似ていますが、
書道では原則、二度書きはNGです。
一方、油絵では何回でも塗り重ねることができます。
わかったようでわかっていないような抽象画の世界、
もっともっと追及していきたいです。
「平成が終わる」というテーマで抽象画を描いてみました。
最近ずっとこの路線(抽象画、シュールな絵)で描いてる。
私はデッサン力が高くない。
だから、そこをウリにした絵を描くのは得策ではあるまい。
おそらく、今すぐ、美大を受けても受からないだろう。
そこで、この路線で描き続けているわけである。
小学生のときの絵画教室の先生からも
「君は写実的な絵じゃなく、
イメージを生かした絵を描いた方がいい」
とアドバイスされたのもある。
今の教室は、自宅から少し遠く、
片道1時間半くらいかかる。
なぜこの教室を選んだのか、よく聞かれるけれど、
「抽象画やシュールな絵も指導してくださる」こと、
先生方の作品を見ても、
抽象画やすさまじくシュールな絵が目立ったからである。
※特にK先生の作品は、見る人によってはかなり不気味という。
作品からは「どんなに変わった人なのだろう」と思ってしまうが、
実際は柔らかい感じの女性でした。
で、そのK先生に
「『基礎体力』として、やはりデッサンの練習は必要ですが?」
と聞いたことがある。
すると、
「うーん。そっくりに描く力をつけたいのなら、
やってもいいかもしれないですね」
……な、なるほど、その程度なのね(^^;
ある意味、自信がつきました。
今の絵画教室に通い始めて、まもなく三年。
そろそろ「度胸試し」として、
どこかのコンクール等へのチャレンジも考えている。
この前完成させた抽象画です。
抽象画に、はまりつつあります(笑)。
「90年代」をテーマに描き始めたのですが、
いつのまにか、妙に人体チックになり……。
ちょうどそのころ、
大砲のようにシャボン玉が乱射される夢を見たので、
そんなイメージも取り入れてみました。
また、鮮やかなピンク(キナクリドン・オペラ)を多用しました。
この色、生理的に大好きで、多用に味をしめつつあります。
前回に続き、抽象画路線で描き続けてます
今度は私が大大大嫌いなものをモチーフにすることに挑戦しました。
過去に「満員電車F●CK」等の記事を上げてますが、
満員電車を親の仇のごとく、大嫌悪してます(笑)。
なぜみんな、平気なのでしょうか……。
「平気じゃない。我慢してるんだ」と言うかもしれないが、
暴動も一揆も起きないところを見ると、
所詮は我慢できるレベルの不満ってことでしょ
そんな憎っくき満員電車からイメージを広げ、
一極集中で竜巻のように大荒れの東京、
過密であちこちほころびて、何か汁のようなものが飛んで出ても、
見ないふりして、日常生活を回してしまう。
そんな様を表現してみました
11月3日は中学の同窓会
その同窓会を抽象画で表現してみました
「子ども」の頃には、男女やクラス、いろいろなグループがありましたが、
大人になって会うとそういったグループの垣根がなくなり、
融け合っていくイメージです。
もっとスケールを拡大し、宗教や文化、国の境界線が融解し、
世界平和もこうやって実現するのだと思います。
なお、私が「未来の恋愛観」として注目しているのが
ポリアモリーという価値観です。
現在大多数の日本人は、恋愛は男女二人でするものだと考えますが、
このような価値観をモノガミーと言います。
モノガミーの対極になるのがポリアモリーです。
ポリアモリーは、お互いに複数の恋人を持つことを許すスタイル。
「お互いに」というのと、こそこそしないで堂々と複数の恋人を持つ、
というのが大きな特徴です。
ポリアモリーの人が家庭を持ったケースがオープンマリッジです。
ポリアモリーでは、独占欲や嫉妬心の強い人は淘汰されます。
また「別に好きな人ができたから別れる」ということがなくなります。
このために、現代功利主義の面からも推奨できますし、
博愛主義への一歩として、
一考の価値のある恋愛観ではないでしょうか。
ポリアモリーが広がると、家庭や親子関係も「融けていきます」。
誰が誰の子どもかが曖昧になるので、
「みんなで」子どもを育てることになる可能性が高いと考えます。
イスラエルの「キブツ」にやや通じるところがあるかもしれません。
いろいろなものが融けて進化していく……
いち絵描きとして追及していきたいテーマであります。
初めて「ザ・抽象画」にチャレンジ
これまでは、「そもそも抽象画ってどうやって描くの?」
というのすら、よくわかっていなかった。
まずは、描きたい『イメージ』を作るのだ。
今回は、「自分の殻を破って、新しい自分に生まれ変わる」
そんなイメージを描いてみることにした。
タロットカードで言うと「死神」のイメージだ。
人間は生物的に死ななくても、
自分の意思で生まれ変わることができる。
生まれ変わるのは愉しい、
勇気と覚悟をもって生まれ変わってごらん、
これは、普段から生徒にも伝えたいと思ってるイメージでもある。
S先生からは「次回も、この路線の絵にチャレンジしてみては」
と言っていただけたし、K先生からは
「若い女性が描く絵みたいでおもしろい」と言っていただけた。
次はどんなイメージにしてみようかな……。