生き物好き気象予報士&理科教員、公認心理師・金子大輔(金兵衛)のブログ~通り雨の旅路~

拙著10冊目出版、ぜひ読んでね!おかげ様で19年続いている老舗ブログです。

喪中のお知らせ+『死は存在しない―最先端量子科学が示す新たな仮説 』より

2022-11-29 | お知らせ・報告


喪中はがき、投函しました。

枚数が膨大になってしまったため、
親しい親族の方へは、
申し訳ありませんが割愛させて頂きました。

母が亡くなってから「死」について、
自然科学的、哲学的に考えることが激増しました。

こんな本を見つけると、つい読んでしまいます。


古典力学(高校までで学習するニュートン力学)では
「霊」は存在しないと考えるのが自然でしょう。
※唯物論的な立場を取っている。


しかし量子力学まで学ぶと、
あるいは「霊」のようなものも
存在しうるのではないかと考えられます。

というか、存在しなければおかしい
とさえ思えてきます。

以前も書いたことがありますが、
量子力学って本当にぶっ飛んだ物理学です。

たとえば、1つの粒子が同時に3つの穴を通過する、
とかがありの世界なのです。

初めて学習すると、
SF? 哲学? スピリチュアル?
と思ってしまうのも頷けます。

また、現代物理学では独特の考え方があります。

一般常識では、男女がそれぞれ札幌と鹿児島へ行ったとすると、
鹿児島に男性が行ったとわかれば、札幌は女性とわかります。

当たり前ですが、
仮に「私」が鹿児島に男性が行ったと知らなくても
男性は鹿児島に行っています。

しかし量子力学の視点では、
「私」が鹿児島に男性が行ったと観測するまで、
男女のどちらが鹿児島に行ったかは未確定で、
2つの状態が重なり合っている、と考えるのです。

……ぶっ飛んでるでしょ?

上で紹介した田坂広志氏の著書では、
『ゼロポイントフィールド仮説』というものを採用しています。

読んでみるとわかりますが、ゼロポイントフィールドとは
昔から『アカシックレコード』と呼ばれていたものと
ほぼ同等であることがわかります。

この世界・宇宙はすべて波動である。
その波動はすべてゼロポイントフィールドに記憶される、と言います。
ゼロポイントフィールドには時間という概念がなく、
未来のことも記憶されています。

すべての人間の言動、思ったこと、考えたこと、
地球、そして宇宙で起こるすべての現象(波動)が
ゼロポイントフィールドに永久に記録されていくという説です。

原子、分子、そして物質とは
波動の形態の一つと考えます。
※このあたりは素粒子理論とかニュートリノについて調べると面白い。

肉体的(物質的)な死を迎えると、
ゼロポイントフィールドにある「本体」がメインになる
という唯識論的な考え方を導いています。

ところで、ゼロポイントフィールドってどこにあるのか?

みんなの歌『まっくら森』の歌詞を借りると
「どこにあるかみんな知ってる どこにあるか誰も知らない」
といったところでしょうか。

身近にどこにでもあるのだが、
三次元空間しか認識できない、肉体を伴った人間には
認識が難しいということのようです。

こういう部分は理論・数式レベルになってしまいますが、
やがてコンピュータ技術が進歩すれば、
認識するVRツールも開発されるかもしれません。

ということで、
学生の頃はシュレーディンガーの波動方程式で
挫折してしまったのであるが
改めて勉強した量子力学のおかげで、
死後の世界はほぼ確実にあるだろうと思うに至ったし、
些か不謹慎な言い方ではあるが、死ぬのが楽しみになります。

もちろん、肉体的な死は不可逆反応だから、原則、
自ら積極的に死を選ぶべきではないと思いますが……。


↑量子力学を学ぼうとする多くの学生を挫折させる、
悪名高きシュレディンガー方程式。

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母が亡くなって半年過ぎて

2022-11-14 | 故人との思い出

母がなくなって半年以上が過ぎた。


※2012年、豪州ブルーマウンテンにて

脳の、感情を司る部位の麻痺が
今だに取れていないのがわかる。

この麻痺は、いつか取れるときがくるのだろうか。
麻酔が切れたときに襲ってくる激痛……
そのときが怖くて堪らない。

公認心理師として客観的に見ると、
「PTSDに解離現象を伴ってきている」
という状態なのであろう。


ところで2018年、発症する直前の母が
何かと私の抽象的なラフスケッチを
気味悪がったのを思い出した。

何の変哲もない、曲線が描かれただけなのだが、
「このメモ、何? なんか気持ち悪いんだけれど……」
と恐ろし気に指差す。

パーキンソン病では、妖怪に取り囲まれるような
怖い悪夢をよく見るという。

類似疾患のレビー小体症では、
しばしば幻視が出現する。

今考えると、あれが一番最初シグナルだったのかもしれない。
あの時点で鍼灸や漢方を試していたら、結果は変わっていただろうか。

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【SF的】宇宙文明レベル0~7のうち地球は0.7!

2022-11-03 | 自然科学

ひさびさ、SFっぽい、
夢が無限に膨らむような話です。

面白い動画をyoutebeで発見しました。
リンクを記事ラストに貼っておきます。


宇宙に存在する星の数から考えて
ヒトが唯一の知的生命体
という可能性はほぼありません。

何万年、何億年と続いている文明は
どんな進化を遂げているのか、
ニコライ・カルダシェフやカール・セーガンは
考察し、宇宙文明レベルを0~7まで分けました。

文明レベルの定義として、
『いかに多くのエネルギーを産み出せるか』
という面に注目しています。

この定義によると、地球のヒトの文明は
レベル0.72ということです。

レベルが0.72→1に発展するまで
100~200年かかるそうです。

さらに
初期レベル1→後期レベル1
までには3000年を要すると言います。
レベル2に達するまでのは10万年~100万年後です。

核戦争なんかして絶滅してる場合じゃないですね……。

では彼らが定義したレベル0~7の
宇宙文明レベルを見てみましょう。


【宇宙文明レベル】
0:化石燃料(石油・石炭)などの天然資源を
主なエネルギー源として使う。

1:惑星文明
核融合を主なエネルギー源として使う。
太陽系のほとんどの惑星に有人宇宙船を送れる。
不治の難病もなくなる、ほとんどの臓器を再生できる
住居は海底、上空まで広がる。

2:恒星文明
恒星からのエネルギー主なエネルギー源として使う。
エネルギー問題が解決し、貧困がなくなる。
太陽系の惑星すべてを自由に行き来できる。
からだのどの部分も再生させられる。

3:銀河文明
銀河にあるすべての恒星をエネルギー源として使う。
ワームホール(時空の穴)を利用して移動できるようになるが、
ワームホールを作ることはできない。

4:宇宙文明
超新星爆発を主なエネルギー源として使う。
ワームホールを作り、数多くの銀河を転々と移動できる。
意識を肉体から開放し、不老不死が実現する。
知的生命体(レベル0の生命体)を作れる。

5:マルチバース文明
ホワイトホールを主なエネルギー源として使う。
銀河全体の1400万倍ものエネルギーを取り出せる。

6:多次元文明
高次元(4次元以上)の世界に侵入できる。
次元を一つ上げると「できること」が何百倍にもなる。
過去未来を自由に行き来し、因果関係を覆すことができる。
ヒトから見ると全知全能としか言いようがない。

7:創造主文明
すべての物質、エネルギー、
自然法則、空間、時間、次元を作り出すことができる。


ここまで読むとある疑問が浮かびます。
レベル4以上の文明がレベル0の知的生命体を作れるのであれば、
我々ヒトも「造られた」のではないか?

そう考える学者、宗教もあります。
宗教でいう「神」とは
レベル4以上の知的生命体(xとする)といってよいでしょう。

もしそうだとすれば、そのxを作ったのも
さらに別の知的生命体(yとする)ではないか?

Yを作ったのは別のz……と無限に考えていくことができ、
ますます頭がこんがらがるのでした……。

 

「宇宙文明レベル1~7」解説、地球文明はただのレベル0.7【真実の目】

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