しつこいと言われようが、構いはしない。
胃瘻設置をした今になっても、私はまだ、
母は進行性核上性麻痺や大脳皮質基底核変性症
などではないと信じている。
ただのパーキンソン病だと思っている。
※パーキンソン病なら、車椅子生活になるとしても20年後、
というくらいのレベルだし薬もよく効くが、
進行性核上性麻痺や大脳皮質基底核変性症だと
数年以内に車椅子・寝たきりになる。
予後には雲泥の差がある。
順天堂の検査データはCDでもらったが、
MIBGシンチグラフィで異常(パーキンソン病である証拠)
MRIでハミングバードサインなし(進行性核上性麻痺でない証拠)
物理的にはどう考えてもパーキンソン病。
ではなぜ、自転車に乗っている状態から、
わずか一年足らずで寝たきりになってしまったのか?
ブラシーボ効果の反対、ノセボ効果ではないかと思っている。
※ブラシーボ効果とは、砂糖などを「薬だ」
と言って服用させると、本当に症状が収まってしまう現象。
ノセボ効果は逆に「これは毒だ」と言って服用させると、
体調を壊したり死に至ったりする現象。
そう、ヒトは思い込みだけで死ぬこともあるのだ。
アメリカ疾病予防管理センターでノセボ研究をする
人類学者のロバート・ハーン氏は、
「外科医は、『自分は死ぬだろう』と考えている患者を
手術する際には用心する。本当に死亡することが多い」
と語る。
ノセボ効果の恐ろしさを実証する事例はけっこうある。
占い師けんけんTVさんのyoutube動画を参考に
とくにぞっとした事例をまとめてみた。
●医師の呪い
1970年代、末期がんで
余命数か月と言い渡されたシューマンという男性。
シューマンは医師の宣告期間内に死亡。
しかし検死により誤診が明らかになった。
腫瘍はごく小さく、まだ広がっていなかったのだ。
シューマンは、
自分は癌で死ぬと信じたことで死亡したのである!
●ブードゥー・デス
ある墓地で男性が呪術師(ブードゥー教の司祭)とケンカ。
呪術師は、目の前で臭い液体の入った瓶を開け
「お前は呪われた。もうすぐ死ぬ。
誰にもどうすることもできない」と告げた。
男性はすぐに気分が悪くなり、数週間でげっそり窶れ、
自分で食事を取らなくなって、
チューブで栄養を送るまでに衰弱。
そして「自分は死ぬ」と言い続ける。
医師は悪化を止められず、まもなく昏睡状態に。
そこで男性の妻が医師に口を割る。
「ブードゥー教の司祭に呪いをかけられ、
誰かに話せば子どもを呪ってやるといわれた」と。
翌日、医師はこう話した。
「司祭を問い詰めた。すると
あなたの胃の中で何匹もトカゲが生まれたらしい。
まだ一匹トカゲが残っていて、それが内側から
食い破ろうとしている。それさえ取り出せば助かる」
医師は嘔吐罪を注射。
まもなく男性は嘔吐を始め、
みんなが注目している隙に
医師はバッグに隠し持っていたトカゲを取り出すと
「ほら、こいつのせいだ。呪いは解けた」と。
男性は翌朝まで眠ると、もりもり食べてすぐに元気になり、
退院したという。
●2007年勘違いノセボ事件
ある男性が抗鬱罪の臨床試験に参加し、よい反応を示していた。
しかし恋人と喧嘩し、やけになって
残っていた抗鬱罪29錠を一気に服用。
動悸と血圧低下で瀕死に。
だが、男性が登録したのは「対照群」で
服用していたのは実薬ではなく、無害なブラシーボ錠だったのだ。
そのことを知った後、血圧も心拍数も正常に。
その他にも、身の毛もよだつような事例がいくつかある。
さらに2008年の研究によると、
ノセボ効果、ブラシーボ効果を与えられた脳内で、
ドーパミンが減少するということもわかった。
ド、ドーパミン!?
ドーパミンと言えば、
パーキンソン病やパーキンソン症候群と関係が深い。
このことからも、母は単なるパーキンソン病だが、
「自分は重い病気にかかった」という
強烈なノセボ効果のために寝たきりになった、
という説をどうしても引っ込めることができない。
母は暗示に掛かりやすい性格なので、
なんとか「ノセボの呪い」を解きたいと思う。
私が公認心理士を取ろうと思ったきっかけもそれである。
※以下動画を参照させて頂きました。
★占い師けんけんTV
https://www.youtube.com/watch?v=mC42NZAqfUc