生き物好き気象予報士&理科教員、公認心理師・金子大輔(金兵衛)のブログ~通り雨の旅路~

拙著10冊目出版、ぜひ読んでね!おかげ様で19年続いている老舗ブログです。

【最新脳科学】イモムシの記憶はチョウに引き継がれる?

2024-10-14 | 昆虫・生き物
今なお謎多き生物学。その中でも、
最も研究が進んでいないものの一つに神経細胞がある。

最新医学を以てしても、神経細胞をやられてしまうと厳しい

アルツハイマーを初めとした認知症の予後は不良であるし、
失明や耳が完全に聞こえなくなってしまうと、
回復はかなり困難である。

全身の細胞はどんどん分裂して入れ替わるのに、
神経細胞だけはほとんど分裂せず、一生同じ細胞を使う。
それで記憶・意識が維持されるというメリットもあるのだ。

心理学専攻の友人から以前に聞いたことがあるが、
うつ病も神経細胞にダメージを与えることがあり、
そうなるとダメージの回復は難しいのだとか。

「うつ病は適切な治療をすれば治ります」と謳われるものの、
現実には難治性の方が多いのもそういう背景だろう。

こういった事情もあり、神経細胞の物理化学的な性質を
明らかにすることは、医学・生物学において大きな課題
である。

そんな中、神戸市内の小学校5年生、
長井丈さんがすばらしい研究結果を発表した。

アゲハチョウの幼虫のときの記憶が、
成虫になっても引き継がれる可能性があるというものだ。

https://news.yahoo.co.jp/articles/7247c38a992f49a481612e70d1b4e60f81b2cfbf?page=1

簡単に言うと、幼虫から蛹を経て成虫になるとき、
一旦からだがドロドロにとけて再構築される。

そんな中でも記憶が維持されるとは、
いったいどんなことを意味するのか??……


脳科学こそ、ニュートン力学ではとても手に負えず、
今後は量子力学や一般相対性理論を
総導入して考えねばならないのかもしれない。

そういった観念を導入した
量子意識理論量子モナド理論といった土台がある。

※私もまだあまり理解できていません。

量子モナド理論なんて、嘗てはバカにされていたきらいがあるのだが、
再び科学的にも脚光を浴び始めている。

私の目が黒いうちに、脳のことはどれくらい明らかになるのだろう……。
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クサカゲロウをブチュッ!

2023-06-10 | 昆虫・生き物

この前、混雑した総武線にて。
ドアガラスにクサカゲロウが飛んできた。

※写真はイメージで、記事内容とは関係ありません。

するとドア近くに立っていたBSIKおばさん
とっさにティッシュを取り出し、
クサカゲロウを叩き潰した。

そしてティッシュを丸めてカバンにしまうと、
何事もなかったようにスマホいじりに戻った。

当たり前のように……無駄のない素早い行動だったので、
口も手もだせなかったのだれど……。

丸めたティッシュを自分のカバンにしまい、
窓ガラスを丁寧に拭きとっていたあたり、
人間社会での礼儀作法はある程度身についていると見た。

そのBBA、もしかしてみんなのために善いことをした
とか思っていないだろうか。

クサカゲロウは益虫です。
どこの馬の骨かわからないBSIKなBBAより、
生態系、そして地球にはるかに貢献しています。
残念~!

※言葉遣いが悪くてすみません(でも直す気はない……)。

ああいう息を吸うように殺生をできるBBAって、
どれくらいの殺生まで抵抗ないのだろう。

トンボは? バッタは? クワガタは?
ハツカネズミは? ネコは? ヒトは?

ちなみに昆虫なら、殺してしまった以上は、
食べるか、標本にしてあげるべきだと思う。
あるいは他の生物のエサにするか……。
ゴミと一緒に捨てるという感覚が私には理解できない。

その程度の責任感や倫理観すら持ち合わせていない人間モドキが
そこらへんで👿社会人面👹していると思うとぞっとする。

BBAには、人前で雲古をもらす呪いでもかけておこうか笑。

※私は占いはできますが、黒魔術はできません。

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実は私にも嫌いな生き物がいる……

2023-04-08 | 昆虫・生き物

私に苦手な生き物はないと思われているが、
この機会に白状すると……実は嫌いな生物が若干存在する。

第2位は「躾の悪いイヌ」
第1位が「性格がクソ💩な人間」
である。

イヌってかなり異質な生物だと思う。
いきなり爆音で脅かしてくる生物なんて、他にあまりいない。

※自分が「聴覚過敏」の毛があることは自覚している。
セミは平気なのだが、イヌの人間っぽさが苦手。

ホラー映画でも、ストーリーで怖がらせる系は好きだが、
音響で脅かしてくる系はちょっと苦手だったりする。

twitterのフォロワーさんとお話したのだが、
来客に届く位置にイヌを置いている家があるが、
あれ、ガチで辞めて欲しいです。

郵便屋さんや宅配業者にも、
イヌがダイナマイトより怖いという人がいるかもしれない。

ゴキブリが苦手なのは許されるのに、
イヌが苦手なのは許されないなんて納得いかん。
差別じゃ差別じゃ~!!

ごくまれに、今だにノーリードのイヌを見かけることがあるが、
そういう輩は、私が近所でオオスズメバチを飼っても
ぜ~~~ったい文句言うなよ!

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初夏の癒し系の虫たち

2021-06-18 | 昆虫・生き物

プチ自慢ですが、「目ができている👀」自負があります!
どんな「目」かというと、生き物を見つける目です。

都市部を歩いているだけで、1分に1匹ペース以上で
虫の存在に気づくようになれば「目ができた」と言えますが、
そうなると本当に愉しいです。

純粋な視力とは関係ありません。
2.0が余裕でも、見えない人は見えないし、
1.0くらいでも、がんがん見つける人もいます。

この初夏、すでにたくさんの面白い生き物との出会いがありました。
以下、動画をアップしたので、よろしければご覧ください。

★「葉っぱを食べてごめんなさい」と謝るイモムシ【サザナミスズメの幼虫】
https://www.youtube.com/watch?v=wxsNr3PN7-8

★グルグル回るのが大好き?!ヤマトアザミテントウの謎行動
https://www.youtube.com/watch?v=qyno4ZesDaw


まず巨大イモムシとして有名な、スズメガの幼虫。

※巨大で、尻に角のようなもの(尾角)があれば、
スズメガの幼虫とみてよいと思います。

このスズメガイモ、
人に見つかったときに取る仕草がなんとも愉快なのです。
動画を見て、思わずニンマリしてしまった方もいるのでは。


また、ヤマトアザミテントウが
不思議な行動を取っていました。

未だ何をしていたのか不明ですが、
こちらが撮影を開始すると同時に始めた行動なので、
何らかのコミュニケーションを取ろうとしていた可能性があります。


※スズメガファンの皆さま、
ぜひとも以下の拙著をご覧頂ければ嬉しいです!

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庭にスイカの食べ残しを捨てたら凄いことになった!

2021-06-13 | 昆虫・生き物

youtubeにもこんな動画を上げましたが……。

【庭にスイカの食べ残しを捨てたら凄いことになった!】
https://www.youtube.com/watch?v=ZlNc4vAj6eA

最近、「コンポスト」が静かなブームですね。

生ゴミは、燃えるゴミに出してしまえば、
誰の(どんな生物の)役にも立たず、
CO2を排出するだけになってしまいます。

しかし、土に返すことで、
いろいろな小動物・微生物に
食物を提供することになるばかりか、
高品質の肥料を作ってくれます。

皆様も、SDGsの一環として、生ゴミは
土に返すようにしてみてはいかがでしょうか。

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春の嵐とロードキル

2021-03-18 | 昆虫・生き物

先週土曜日、春の嵐となって、
関東南部でも雷雨や降雹に見舞われた⚡。

※春の嵐と虹の動画
https://www.youtube.com/watch?v=5AqmO6SSwQg

その日の夜……。
地元・江戸川区で、わずか徒歩2、3分の間に
2件ものロードキル(交通事故による動物の轢死)に出くわした。

ニホンアカガエルとアズマヒキガエルと思われる。

【画像は下の方。苦手な方は閲覧注意】

おそらく、春の嵐に導かれてよろよろ出てきたところを
事故に遭ったのだろう。

地元でニホンアカガエルもアズマヒキガエルも、
見るのは初めてだった。
初の生息確認がこのような形で非常に残念だ。

「ロードキルをなくそう」という研究・活動は
各地で行われているようなので、
記録もかねて、このロードキルもブログ記事に残すことにする。


↑ニホンアカガエル



↑アズマヒキガエル

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天井裏に何が棲みついた?

2021-01-10 | 昆虫・生き物

先日、寝ようとしたら、
天井裏から、トトトトト♪、トトトトト♪、
みたいな音が聞こえてきた。

よく聞いていると、移動しつつ、
複数個所から音が発生しているようだ。

人家の天井裏によく棲みつく哺乳動物としては、
ネズミ、ハクビシン、アライグマ、タヌキ、
イタチ、コウモリなどが挙げられる。

※今回は、幽霊や妖怪は考慮しないこととする。

足音から、軽く速い印象を受けたことと、
この辺りに生息している動物ということから考えると、
ネズミ類かハクビシンあたりだろう。

純粋に何がいるのか気になるところだが、
自分の家に、ヒト以外の生物がいるというのは
なかなか愉快なことである(?)。

顕著な実害(フンで天井が腐って抜け落ちるとか)がない限り、
追い出すことは考えていない。

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毎年不愉快になる番組

2020-09-21 | 昆虫・生き物

毎年このシーズン、不愉快になる番組がある。

スズメバチを怒らせて。
「スズメバチは怖い」と
国民を洗脳する系の番組だ。

もちろん、スズメバチとはある程度距離を保ったほうが
ベターなことは間違いない。

でもわざと激怒させておいて「こんなにこわい生物です」って……。

昔、DQNに対して
「おまえ、偏差値いくつ?都内では笑い物になっているって知ってます?」
と煽って怒らせる企画があったが、やっていることはこれと同じ。


わたしがかつて書いた記事だけれど、
スズメバチを怖く感じる方は参考にして欲しい。
https://latte.la/column/99639928

そもそもだが、類が異常に増殖してスズメバチの居場所を
奪い続けてきたことが、すべてのトラブルの発端。
人口爆発で、地球人口が100億に達しようとしているのに、
「少子化」を免罪符に、まだ人口を増やそうとしている

人類は謙虚になり、
人口を増やさなくても回るシステム、
経済を成長さえ続けなくとも回る、
新たな社会システムをゼロから構築すべきではないか。

新型コロナ、激化する自然災害……
地球からの警告を無視したり、
気づかないフリをしてはならない。

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アメリカシロヒトリから考える介護問題

2017-11-05 | 昆虫・生き物

以前に書いたアメリカシロヒトリの大群(*´▽`*)。
http://blog.goo.ne.jp/cameleotino/e/4d7a62ab3d6fc649f884f6eca00c4fc0

育児(?)がひと段落してほっとしたのもつかの間、
あれだけ個体数がいると、一定数の慌て者もいる。
数頭、フライング羽化してしまった。
(本来は来春羽化するはず)

外はかなり寒く、リリースするのもどうかと思い、
キウイフルーツを始めとした果物で飼育を試みる。
果物でもけっこう食べてくれるようだ。

それにしても、アメシロが
こんなに落ち着きのない食べ方をするのは、初めて知った……。

●アメリカシロヒトリにキウイフルーツをあげてみた
https://www.youtube.com/watch?v=qvzT_TAyPbQ


フライング羽化や羽化失敗した個体が出るたび、
「介護問題」について考えさせられる。

自力で吸蜜しない個体は、羽をつかみ、
強制的に口を伸ばして、蜜を吸わせるべきなのか、否か……。

どこまで介護するか、は非常に難しい問題だ。
なにしろ、ヒトに対してさえ、まだ答えが出ていない。

日本では、自力で食事ができなくなっても、
口に食べ物を入れてあげたりする。

しかし文化によっては、それを「虐待だ」と考えることもある。
食事を枕元に置いてあげるまではするが、
それを自力で食べられなくなったら、
神様が決めた「最期」と判断するそうだ。

ヒトの中でさえも、わりあい束縛・干渉に強い人もいれば、
束縛されると、冗談抜きで死の危険があるタイプもいる。
(私が後者です)

まして種が違えば、世界観がどれだけ違うかわかったものではない。
すべての生物とコンタクトができるエスパーが現れない限り、
解決しない問題かもしれない。

 

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アメリカシロヒトリ三昧……

2017-10-18 | 昆虫・生き物

知人宅のウメに、毛虫が発生したというわーい(嬉しい顔)
食痕や巣を見た瞬間、アメリカシロヒトリの幼虫と確信した。

アメヒトと言えば、
1980年代くらいまで樹木の大害虫として悪名高く、
街中の緑を食いつくすのではないか、という勢いで猛威を奮った。
しかし、最近は激減しているようだ。

これは、外来生物として日本に来たばかりの頃には、
鳥も肉食昆虫も手を出さず、大発生できたが、
だんだん日本の生態系・食物連鎖にうまく取り込まれ、
適当な個体数になった例と言えるだろう。

家に着き、飼育器に入れてぎょっとするあせあせ(飛び散る汗)




えっ、きみら、こんなにいたの?
ビビったけど、連れてきてしまった以上は、
責任を持って育てるしかない指でOK

最低一日二回、ウメの葉を調達しにいく。
葉を入れると、ムシャムシャ、パリパリ、
葉っぱを食べる音が部屋を支配するレストランレストランレストラン

音が小さくなってきたら、
そろそろ次の葉を調達しにいかなければならない走る人ダッシュ(走り出す様)
時には夜中の2時に……
職質されなかったのは運がよかったと言うしかない。





今回気づいたのだが、アメヒトって、意外に知能が高いのかもしれぬ。
エサがなくなると、すぐに脱走を試みる。
体が細いのをいいことに、一般の飼育ケースからは
赤子の手をひねるように脱走し放題だげっそり
脱走防止の意味でも、一時も食料を絶やしてはならない。

やがて、次第に葉っぱの減るペースが鈍ってきた……。
個体数が目に見て減っている。
まさか、伝染病かウイルス!?

しかし死体がないから、亡くなってしまったのではあるまい。

消えた??

一瞬本気そう思っていたが、おそらく土の中で蛹になっているのだろう。
もう少し落ち着いたら、そっと掘り返してみようか。
さなぎがゴロゴロしてるはずだ王冠ぴかぴか(新しい)

※以下、拙著もよろしくお願いいたします。

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