図書館でなんとなく手にとったこんな本。
●『フィンランド式 頭のいい子が育つ20のルール』
http://booklog.jp/users/tooriame/archives/1/4413037162
まだ読んでいる途中であるが、めちゃくちゃ面白そうな予感
フィンランドといえば、塾も予備校も宿題もない。
にもかかわらず、学力はずっと、総合で世界トップだ
この驚くべき事実の背景には、
さらに驚くべき社会情勢があるらしい
以下、フィンランドの現状が書かれた
本文を引用してみると……。
■■■■■■■■【引用・一部要約】■■■■■■■■
・学校の宿題、仕事の残業をすべて廃止
(学校・会社は夕方4時~5時には終わる。
親が子どもと一緒に家に帰り、共に過ごすのが重要という考え)
・学校は6月~8月半ばの2ヶ月半を休みとする。
それと同時期に、親は1ヶ月の休暇が与えられる。
(家族で山に登ったりスポーツを楽しんだりすることは
とても大切な絆を作るという考えから)
・幼い子供がいる家庭では、
親のどちらかが育児休暇を自由にとることができ、
会社はその間の給料を保障しなければならない
(幼い子どもにとって親がそばにいるということが非常に大切だという考えから)
・17歳までの子どもが病気になった場合、その期間にかかわらず
親のどちらかが子どもと一緒にいる権利を保障する。
・子どもが学習を望む場合には、
大学を卒業するまで国がすべての学費を負担する。
・子どもを持つ親には、会社の休暇とは別に、
有給休暇を35日使用する権利を国が保障する
(不測の事態がいつ起こるかわからないことへの対応)
■■■■■■■■【引用ここまで】■■■■■■■■
う~ん……。
筆者は、日本で税金を払うのがばかばかしくなってくる、と言っていたが、
ほとんどの人は、そう思ってしまうことだろう。
フィンランドの消費税は25%であるが、
この社会保障なら納得できるというものである。
日本でも、そのうちこうなってくるかと言えば、
残念ながら、たぶんならないだろう
特に、労働環境面が北欧並みになることは、
絶望に近いと思われる。
それは、日本においては
『自らも被雇用者であるにもかかわらず、何を勘違いしたのか
経営者視線のモラル(サービス残業、休日返上は当たり前、有給を使わせないなど)
を押し付け、本来は同じ立場であるはずの労働者の権利を奪う側に回る輩』が
ごまんといるからである。。。
たとえば、明日から北欧並みの労働環境になるとしたら
どうであろうか。
企業側・経営者側が猛反対するなら、話はわかる。
それだけでなく、きっと労働者、それも小さな子を持つ母親からも、
「そんなに休んだら、仕事が廻らない」
「今までみんな、仕事を休まず子育てをしてきたんだ」
「そんな甘い考えなら、働くな」
などと反対意見が出てくることが予想される。。。
自分で自分の首を絞めてるとも知らずに……。
ネットによると、
そういうヤツも「社畜」の亜種に分類されるということだ(笑)。
以前、いじめ問題と「社畜問題」はセットだというブログを書いた。
http://blog.goo.ne.jp/cameleotino/e/5d5b3bc5489b3e90e3e481532c6e847e
だが、「社畜問題」は、、
教育の荒廃や学力低下問題ともセットだったのだ。
ちょっと言い方は悪いが、
奴隷が、鎖をはずそうとする人をも攻撃するようになるのと
よく似ているかもしれない。
仕事至上主義、過激なまでの拝金主義、社畜っぽい思考回路……。
日本も、そういったものから卒業しない限り、
教育は荒廃し続け、学力も上がらないだろう。
※もちろん、何でもフィンランドの真似をすればいいと言うのではない。
「いいところは積極的に取り入れてみては」ということです。
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「幸福かどうか」は、脳にどれだけ
ドーパミン・セロトニン・エンドルフィンを
分泌したかで決まる……そんな定義を聞いたことがある
最近、特に、童話や小説を書いてるとき、
「もっとテンションをあげたい」
「もっと楽しみたい」
「もっと身体能力を上げたい」
と思うことが本当に多い。
それは、とどのつまり、
以下5つの脳内ホルモン・神経伝達物質を増やす、
ということになると思うのだ。
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【ドーパミン】
いわゆるハイな感じ。原始的な快楽・多幸感
喜び、感動、意欲、学習。
動作が活発化、自信にあふれ、何でも可能に感じる。
【セロトニン】
安らぎと落ち着き、癒し。
不安、不快を沈め、リラックスさせる。
絶対に大丈夫という安心感。
【エンドルフィン】
陶酔感、深い感動、心からの幸福感
恋愛の絶頂期、好きなことに打ち込んでいるとき
絶叫マシンを楽しんでいるとき。
【ノルアドレナリン】
「やるぞ~!」という感じ。
恐怖や怒り、攻撃性。
【アセチルコリン】
学習・記憶などに深く関係。
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特に増やしたいと思うのはドーパミン
ドーパミンは、快楽物質として有名であるが、
もうひとつ、学習効果を上げる効用も大きい。
なので、自宅でデスクワークっぽいことをするときには、
好きな音楽を聴いたり、ウイスキーをちびちびやったりと、
ドーパミンが増えそうなことを、どんどん実施している。
好きな音楽や軽い飲酒でテンションを上げると、
驚くほど記憶力・理解力が増すのは容易に実感できる。
※欧州のように、日本の職場でも飲酒OKにすればいいのに、
と私が主張する理由は、ここにある
ちなみに、強引にドーパミンを増やすのが覚醒剤であるが、
あれは、最終的に脳が壊れて、
幻覚・幻聴に悩まされることになる。。。
それから、おもしろいのが
絶叫マシンでエンドルフィンが分泌されるらしいこと。
きっと、絶叫マシンが好きという人は、
絶叫マシンでエンドルフィンが出やすい人、
ということになるのだろう。
自分も絶叫マシンは大好きであるが、
怖い番組・怖い話を聞いても、
あれとそっくりな気分になる
なので、気分転換をはかりたいときには、
深夜、一人で、軽く飲酒して理性を麻痺させて、
怖い映画・小説を鑑賞するということをよくやる。
その後、丑三つ時に風呂に入って、
髪なんかを洗うと最高(笑)~
さらに、アセチルコリンも記憶や学習に関係が深い。
地下鉄サリン事件の被害者が、
「今でもあのときの光景を鮮明に思い出す」
という悩みをよく話すのを聞く。
これは、強烈な体験をしたから、というだけでなく、
アセチルコリンの記憶増強作用でもあるらしい。
(サリンや殺虫剤などの物質には、
アセチルコリンを増やす作用がある)
なお、反対に
セロトニン・ノルアドレナリン・ドーパミンなどが
枯渇した状態が「うつ病」であるということである。
たかが化学物質、されど化学物質。
合法的に(笑)、脳内にドーパミンなどを
ジャージャー出す訓練をしていきたいものである。