マンション管理士日記

地域を守る:マンションと地域の融合

生まれた意味

2006年07月19日 | 子育て

あなたは、たった一人でこの世を生きているわけではない。 他の人間はもちろんのこと、あなたはあなたを取り巻いている、動物や植物や自然などすべてのものと共に生きている。

彼らと共にこの世を成している。 どのいのちとも深い絆で結ばれていて、助けたり助けられたりしながら生きている。

その絆を大切にしなさい。 あなたのいのちと、あなた以外のすべてのいのちに感謝しなさい。 うやまいなさい。 そして、あなたがこの世に生まれてきた意味を考えなさい。 なぜ自分は、生まれてきたのか?

なぜあなたは、この世に生まれてきたのか? あなたが生まれてこなければならなかった意味と理由は何か。

それは、“役割” をはたすため。

自分以外の他者と、無数のいのちのために、何ができるか。 あなたでなければ はたせないあなただけの役割をはたすために、あなたはこの世に生まれてきた。

こだわりを捨てて生きること。

いただいた “いのち” に感謝しながら、自分の役割をはたしなさい。

 

自分の子どもに対する凄惨な事件が続きます。 親のエゴ。 無限の可能性を秘めながら失われた子ども達の未来…

新井満さんの自由訳による 「般若心経」 から抜粋しました。 「色即是空 空即是色」 の くだりです。


掃除に学ぶ ③

2006年07月18日 | 喜働

体育館を出て、南風泊の倉庫に向かいました。 ここで、全ての掃除用具を洗うそうです。

掃除用具を乗せたトラックが到着します。 バケツ、スポンジ、やすり、ペンチ、ドライバー、ダスター、… 各種、様々な用具が降ろされます。

全て、使った時に洗っているのですが、ここで、とことん綺麗にするそうです。

先ず、バケツに水を汲んで。 バケツの中で洗った用具を、次の人に渡します。 流れ作業ですね。 5人の水洗いを経て、ピカピカになります。

ここまで参加している人は、総勢20名。 手は忙しく動かしながらも、楽しい会話が続きます。 引き続き、とっても人に優しい気持ちです。 「この時間が楽しいのよねぇ」 そう、女性が話します。

洗いながら、水は頻繁に換えて行きます。 水入れの担当者は、徐々に忙しくなっていき、スポンジ洗浄になった頃には、話す暇も無くなって。

全ての用具を洗うと、拭きあげてから倉庫に仕舞います。 一つ一つの用具の向きも揃えて。

本当に用具を大切に扱います。 スポンジ一つに至るまで。 物を大切にする。 これを学びます。 物を生かすことを実践できます。

物はこれを大切にする人のために働き、これを生かす人に集まってくる。

多くの事を学んだ 「下関 掃除に学ぶ会」 での体験でした。 有難うございました。 山口県人のパワーには感服しました。

毎月、第3日曜日に開催しています。 是非、体験されてみませんか?


掃除に学ぶ ②

2006年07月17日 | 喜働

トイレ掃除を終えて体育館に戻ると、班ごとに集まります。 この日は、全部で7班。 班の中で、交流会が始まります。 感想を言い合うと、自然に拍手が。

なんて優しい気持ちになれるんだろう! それが驚き。 なぜ、こんなに素直に人の話を聞けるんだろう。 便器とともに心が磨けたから?

それは、どの参加者も感じているようです。 「これが楽しみで、何十回も来ているのよねぇ…」 サブリーダーの女性が言います。

食事班の方々が、できたての朝食を配膳します。 この日はデミグラスソース・オムレツ。 下関市内でレストランを経営するシェフが、フライパンを振って作っていきます。 その場で手作り。 二人のシェフも汗だくです。

食べながら、各班から発表者が選出され、前に並んで感想を言います。

「最初はとてもイヤだったけれど、綺麗になったらすごくうれしかった。 これからは、家のトイレを掃除します!」 (大拍手!)

「生まれて初めて、公衆トイレを裸足で歩きました。 また、参加します」

「便器が愛おしくなって、名前を付けてあげようかとさえ思いました」 (笑い)

この日の小学校の校長先生から謝辞と感想。

最後に。 前回の100回記念で、掃除会場となった、下関市内の中学校の校長先生から。 「あれから一ヶ月経ちました。 校内には、あの日の優しさと温もりが残っています。 これからも、多くの幼稚園・小学校・中学校へと、是非、広めていってください!」

これで散会です。 名残惜しいけれど、お別れです。 次に会うのは、8月の20日。 毎月、第3日曜日です。 

以上。 下関 掃除に学ぶ会 でした。 でも。 この話には、まだまだ続きがあるのです。


掃除に学ぶ ①

2006年07月16日 | 喜働

今日は、心を磨きました。 便器を素手で磨く。 汚れを探し、無心に磨く。 汗が流れる分だけ、便器は綺麗になっていきます。 そして、心が磨かれていく…

素晴らしい実践の場でした。 心を、人格を磨こうとしても、取り出して磨くことは出来ません。 見えるものを磨く。 人のいやがるトイレを磨いて、心を磨くのです。

朝、5時に出発して、6時に下関市内の小学校へ到着。 主催は、「下関 掃除に学ぶ会」(代表:松村 久 氏)。

今回が、第101回目だそうです。 総勢100名近くの人が参加。 会員は老若男女。 そして当該小学校の生徒、先生、保護者。 北九州からも数名参加していました。

体育館で開会式。 代表の挨拶。 全員で 「なぜ、トイレ掃除か」 を唱和。 ガッツ体操!で身体をほぐします。

掃除用具の使い方を学んで、さあ出陣。 予め班分けされて、リーダーの指示の下、様々な掃除用具を持って、トイレに向かいます。

いかにも学校のトイレです。 午前7時になって、臭いもきつい。 リーダーが、掃除の手順(便器磨きの方法)を実演します。 「うっそぉー!」 参加している子どもの叫び声。

「汚いかい? 手は後で洗えば綺麗になるよ。 大丈夫。 さあ、これから30分間、ただ便器だけを磨こう! 汚れている所を見つけて、どんどん磨いていこう!」

磨く。 磨く。 サンド布で。 ただ、水垢を見つけて磨く。 裏側も磨く。 磨く。 膝にマットを当て、しっかりと磨く。 磨く。 私は、いつしか般若心経を唱えていました。

リーダーが、声を掛けていきます。 「おっ。 綺麗になったなぁ。 すごいよなぁ。」

次にスポンジで金具部分を磨きます。 歯ブラシも使って。

それから、壁の拭きあげ。 そして床。 床に片手を付いて、力を込めて。

最初は抵抗があった子ども達も、いつの間にか、素足で掃除しています。

最後に水を流して、拭き取ります。 壁。 ドア。 そして床。

さあ。 びっくり! なんて綺麗になったんだろう。 便器なんか、もう輝いています。 あの臭いも無くなって。

洗った道具を持って、体育館に戻ります。 すると、驚く気持に


管理会社の立脚点

2006年07月15日 | マンション管理士

管理組合さんからマンション管理士に多い相談内容の一つが、住民側と事業主・売主との 「トラブル」 です。

瑕疵補修請求への対応。 事業主が責任回避しようとする。 設立したばかりで機能出来ない管理組合は、管理会社を頼りにします。

ところが。 多くの場合(県内の80%以上)、管理会社は事業主・売主の系列会社です。

管理組合および住民から見ると、どうも、自分達とは異なる視点で課題に対しているようだ、との相談。 管理組合から管理委託料を払っているにも係わらず、管理組合や住民の利益を考えていない。 むしろ、不利益をもたらすような行動ばかりのように感じる。

永住を考え、高額で購入したマンション。 瑕疵があると本当に不安です。 何故、管理会社はプロフェッショナルとして、素人集団である管理会社をサポートしないのか? 系列である事業主の利益が優先なのか?

相談者である管理組合の理事さんは、不信と不満を訴えられ、そして質問されます。 「管理会社は変えられるのですか?」

変更できます。 分譲時に決まっていた管理会社も管理費も見直すことが可能です。 サービス内容の見直しもできます。

行政窓口や、実績・公平性で信頼できるマンション管理士に相談されることをお勧めします。

また、瑕疵に関する点検は、住民全員にチェック表を渡してマンション全体をチェックしたり、専門家に依頼する、などが重要です。