CHIKU-CHANの神戸・岩国情報(散策とグルメ)

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抗体検査について

2020年04月18日 06時40分43秒 | Weblog

一昨日(2020-4-16)の15:30頃、10chのミヤネ屋で抗体検査について紹介

がありました。この内容を紹介すると共に関連事項について調べてみました。

「抗体検査」は、人の血液に含まれる新型コロナウイルスへの「抗体」の有無

などを調べるもので、過去に感染したことがあるかを知ることができるとして、

アメリカでは、すでに実施されています。

ここで気をつけていないといけないのは測定の信頼性がまだ実証されていない。

米国の食品医薬品局(FDA)は早期実用化のためが規制をゆるめ、現状で約70

の検査キットを承認。検査の信頼性の検証プロセスがおろそかになっていることが

一因だという。

これについて、加藤厚生労働大臣は、4月17日の記者会見で「感染した時のウイルス

そのものをはかるPCR検査を代替するものではないが、両方の検査を組み合わせて、

診断の効率化を図る可能性はある。日本でも研究が進んでいる」と述べました。

そのうえで「検査キットの性能の評価など、具体的な段取りを調整しており、

早期に取り組みたい」と述べ、抗体検査の早期の実施に向けて、検査対象などの

検討を急ぐ考えを示しました。以上はNHK報道より

抗体とは

動物には様々な病原体(疾患の原因となる有害な生物やウイルス)に対する

生体防御システムが備わっています。

抗体(Antibody)は、特定の異物にある抗原(目印、Antigen)に特異的に

結合して、その異物を生体内から除去する分子です。

抗体は免疫グロブリン(Ig)というタンパク質です。異物が体内に入るとその異物にある

抗原と特異的に結合する抗体を作り、異物を排除するように働きます。

B細胞から分泌される防御武器である。人工的に体内に抗体を作らせるものがワクチン。

上記の抗原の特異的局所部位を抗原決定基(エピトープ)と言うそうです。

上の写真は4月13日のWHOの記者会見の内容で

1)回復した患者に免疫がついているかどうかは不明

2)強い免疫ができる人と免疫ができない人がいた

3)抗体の有効期間は不明

 

抗体検査

抗体検査は過去・現在に感染したかを調べる 採血で検査機器にセットして判定

IgMとIgGがあるかどうかを検出。検査時間は10~20分程度

IgM 基本構造はペンタマー(五量体) 存在部位はB細胞表面、血漿中

  機能はB細胞の抗原受容体、一次免疫応答で最初に分泌される抗体

IgG 基本構造はモノマー(単量体) 存在部位は血漿中に遊離して存在 血中抗体の80%を占める

   機能は一次および二次免疫応答の主要な抗体。胎盤を通過し、胎児に受動免疫を与える

上の写真は4月15日、12:30頃放送のテレビ「ワイドスクランブル」より

 

抗体検査機器

上の写真は4月15日 12時27分のテレビ「ワイドスクランブル」より

英国製の抗体検査キット

セルスペクト(盛岡市):

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO57933210Q0A410C2L01000/

塩野義製薬(中国より機器輸入):

http://www.shionogi.co.jp/company/news/2020/qdv9fu000001o1fv-att/200317.pdf

米食品医薬品局(FDA)はより迅速に「ポイント・オブ・ケア(POC)診断」を

行うことを可能にするため、すでにアボットのほか、メサバイオテック(Mesa Biotech)

やセフィード(Cepheid)などが開発した迅速検査キットを承認している。

Raybiotech Life社:https://www.raybiotech.com/covid-19-igm-igg-rapid-test-kit/

Rocheは5月に抗体検査の測定キットを5月に発売:

 https://news.yahoo.com/roche-eyes-covid-19-antibody-test-launch-may-105132817.html

抗体検査の利用例

上の写真はイタリアでの活用例

新型コロナを10分で検査、中国の検査キットを塩野義製薬が導入へ

米国での実施例(下記のサイト=NHK)

 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200411/k10012381701000.html?utm_int=detail_contents_news-related_002

6,50,000 rapid antibody testing kits dispatched from China

 

免疫の「暴走」サイトカインストーム

サイトカインストーム(Cytokine Storm syndorome)とは通常はウイルスに

感染した細胞を攻撃する免疫細胞が暴走して正常な細胞まで攻撃してしまうことで、

免疫力の弱い高齢者より若者に多い。

インターロイキン(Interleukin)=サイトカインの一群が関与しているとされています。

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