本日は富田林寺内町散策シリーズの第7回で興正寺別院をお送りします。
興正寺別院は富田林寺内町の中心的な寺院である。
寺内町は、周囲の環境と一体をなして歴史的風致を形成している伝統的な建造物群
の中で、価値が高い伝統的建造物群「重要伝統的建造物群保存地区」
に大阪府内で唯一指定されています。兵庫県では神戸市の北野地区が指定されています。
まず、富田林寺内町について全般を紹介したYoutube動画をGooで共有させていただきます。
JG☆☆☆☆ 4K HDR 大阪 富田林 寺内町(重伝建) Osaka,Tondabayashi Historic District
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第1回 大阪府富田林寺内町散策記 on 2018-11-11 その1 本町公園 - CHIKU-CHANの神戸・岩国情報(散策とグルメ) (goo.ne.jp)
第2回 大阪府富田林寺内町散策記 on 2018-11-11 その2 旧田中家住宅 - CHIKU-CHANの神戸・岩国情報(散策とグルメ) (goo.ne.jp)
第3回 大阪府富田林寺内町散策記 on 2018-11-11 その3 五六七稲荷大明神 - CHIKU-CHANの神戸・岩国情報(散策とグルメ) (goo.ne.jp)
第4回 大阪府富田林寺内町散策記 on 2018-11-11 その4 じないまち交流館 - CHIKU-CHANの神戸・岩国情報(散策とグルメ) (goo.ne.jp)
第5回 大阪府富田林寺内町散策記 on 2018-11-11 その5 奥谷家住宅 - CHIKU-CHANの神戸・岩国情報(散策とグルメ) (goo.ne.jp)
第6回 大阪府富田林寺内町散策記 on 2018-11-11 その6 田守家住宅 - CHIKU-CHANの神戸・岩国情報(散策とグルメ) (goo.ne.jp)
興正寺別院の基本情報
住所:富田林市富田林町13−18 TEL:0721-23-3555
宗派:浄土真宗興正派
開基:永禄3年(1560)京都興正寺第16世の証秀上人
重要文化財:本堂・対面所・鐘楼・鼓楼・山門・御成門、附:築地塀3棟
平成26年(2014)9月18日に国の重文に指定
公式サイト:富田林興正寺別院公式WEBサイト (t-koshoji.or.jp)
Goo地図を添付しておきます。
上の写真は国の重要文化財に指定の山門(左手)と鼓楼(右手)
山門は一間薬医門、切妻造、南北潜戸付、本瓦葺
山門は伏見城から旧天満別院を経ての再移築とされていたが平成24年(2012)の調査で
伏見城から京都の興正寺北門として移築され、安政4年(1857)にこの地に再移築された
ことが判明した。
上の写真は重要文化財の山門と鐘楼
鐘楼は文化7年(1810)の建築。鐘楼の仕様は桁行一間、梁間一間、入母屋造、本瓦葺
上の2枚の写真は御成門と前の扉に掲示の寺の紋章
御成門は18世紀前期の建築。
境内に入らなかったので重要文化財の本殿、対面所の写真はありません。
そこで文化庁のデータベースよりの解説文を添付しておきます。
本堂は寛永15年(1638)の建立で近畿地方における最古級の真宗本堂である。
古式な平面や構造と江戸時代初期の装飾細部を兼備しており初期の真宗本堂の成立過程を
知る上で価値がある。本堂北に対面所、境内東南には鐘楼、東北に鼓楼が建ち山門と
御成門を開く。富田林興正寺別院は本堂や対面所を中心に江戸時代末期に整えられた
境内が良好に維持されており富田林寺内町の歴史的景観に欠くことのできない存在
として貴重である。
上の写真はGoogleストリートビューからの興正寺別院の遠景です。
城之門筋の左手は妙慶寺、右手が興正寺別院
右手、一番手前の鼓楼は18世紀後期の建築で桁行5.0m、梁間4.0m、二重、入母屋造、本瓦葺