2月5日(日)、とうとう大浦湾にコンクリートブロック200ヶ以上を積んだ大型台船4隻、大型ボーリング調査船が入ってきた。明日からいよいよコンクリートブロックの投下が始まる。なんとかシュワブのゲート前に大結集してほしい。作業員の車を止めれば、海上での作業もできないのだ。
今、辺野古は最大の重要局面を迎えようとしている。辺野古への大結集を! ゲート前に座りこんで作業員の車を止めよう! 工事車両の進入を止めよう!
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今日入ってきた大型台船、大型ボーリング船は以下のようなものだ。
まず、午前7時過ぎにクレーンがついた大型台船が2隻入ってきた。
午前8時頃、とんでもない巨大なボーリング調査船・「ポセイドン」が入ってきた。
防衛局の説明では、24ヶ所のうち23ケ所のボーリング調査は終ったはずだが、こんな巨大な調査船を導入したのは、残りの1ヶ所の調査のためだけではないだろう。この最後の調査地点も、昨年の和解まで、1月ほど調査を続けていたはずだ。今までの調査に不備があったか、海底の地質にとんでもない問題点が発見されたため、追加調査が必要になったとしか考えられない。
タグボートに曳航されてコンクリートブロックを積んだ台船が2隻入ってきた。コンクリートブロックは1隻に100ヶ以上積まれている。汚濁防止膜設置のために228ヶ投入するというから、その全てを持ち込んできたようだ。
台船の中央部にはオレンジ色のフロートが積まれている。汚濁防止膜の一部のようだ。
(昼のNHKテレビニュースより)
(昼のNHKテレビニュースより)
大型ボーリング調査船(左)と、コンクリートブロックを積んだ台船(右)。明日以降、これらの作業が始まる。
翁長知事は今夜、沖縄に戻ってくる。緊迫した事態を迎え、多くの県民が知事の埋立承認「撤回」を固唾をのんで待ち続けている。今すぐ撤回はできないというのなら、コンクリートブロック投下に対して大至急、法的措置を取るべきだろう。
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<今日(5日)の海上行動の報告>
まだ暗い早朝に那覇を発ち辺野古へ。午前7時過ぎ、汀間漁港を「勝丸」で出港した。
港を出て少し行くと、すぐに海保のGBが両側から迫ってきた。「この先は、大型の作業船が入ってくるので、近づかないでください」と繰り返す。こんなところで規制を受けるのは初めてだ。今日は海保も特別の厳戒態勢をとっているようだ。
無視してそのまま走っていたが、しばらくすると海保のGBがぶつかってきて、数人の海猿たちが無理矢理乗り込んできた。「こんな遠いところ、しかもフロートの外側で何故、規制するのだ! 法的根拠を説明しろ!」と抗議するが、海保たちは、操船席からMさんを追い出し、「勝丸」を操船しはじめた。
抗議しても海猿たちは何も答えない。そのまま長く拘束を続け、かなりたってから汀間漁港の方に戻り始めた。そして、港のすぐ近くでやっと解放された。
大急ぎで航路入り口の方に戻っていく。
航路入口では、大型台船が入ったので、数隻の作業船が航路を閉じているところだった。付近には海保のボートが10艇以上集まっている。辺野古から向かっているカヌー隊や「ブルーの船」も、平島のはるか向こうで拘束されたようだ。
今日は、大型ボーリング調査船やコンクリートブロックを積んだ台船の進入になんとしても強く抗議しなければならない。操船していたMさんが、見事に海保の一瞬の隙を見つけ、フロートを超えて中に突入した。海保のボートがあわててかけつけ、大勢の海猿たちが無理矢理「勝丸」に乗り込んできた。
「定員オーバーだ! 降りろ!」と叫ぶが、海猿たちはまたMさんを操船席から追い出し、船を一方的に操船し始めた。
海猿たちが無理矢理乗り込み、乗員を規制したため、Kさんが足を負傷してしまった。
しばらく拘束が続いたが、やっとフロートが開けられ、また汀間漁港の近くまで連れて行かれてしまった。急いで再度、航路入口の方に戻っていく。「ひやみかち」の仲間たちも、小型ゴムボートで抗議行動に来てくれている。いろんなグループの抗議行動に海保も戸惑っているようだ。
航路は閉じられ、中に入った大型ボーリング調査船や、コンクリートブロックを積んだ台船の動きはない。海保のボートもほとんど戻ってしまった。今日の作業はこれで終りのようだ。
長島の間を抜け、平島で待機していたカヌー隊や「ブルーの船」と今後の行動について協議。昼前に抗議行動を終了し、汀間に戻った。