今日(4月13日・火)、具志堅隆松さんと島ぐるみ宗教者会議が、南部地区からの遺骨混りの土砂調達問題について知事への要請書を提出した。
昨日の県議会土木環境委員会で、「沖縄戦戦没者の遺骨等を含む土砂を埋立に使用しないよう求める意見書」が全会一致で採択されたことを受け、「魂魄の塔」横の鉱山の開発届に対する知事の中止命令を出せる期限が16日に迫っているので、知事の毅然とした対応を求めたものだ。
対応した環境部自然保護課長は、「県として検討している段階で、まだお答えできない」という説明にとどまった。しかし、業者からの開発届が県に送付されたのは1月18日だから、すでに3ケ月近くが経過している。
県議会では、意見書の採択を巡って与野党の調整が長く続いていた。県としては、県議会の結論が出るまでに先行して何らかの処分を出しにくいという事情は分からないでもない。県議会の本会議で意見書が正式に採択されるのは15日(木)というから、その直後か、あるいは期限最終日の16日(金)に、自然公園法第33条2項に基づく「当該行為を禁止し、若しくは制限し、又は必要な措置」を出すものと期待したい。