大浦湾の地盤改良工事のためのサンドコンパクションパイル(SCP)工法作業船を、海面下70mまで施工できるようにする改造費用を公金で負担することの問題点については、3月17日の本ブログで指摘した。今日の琉球新報はこの問題を1面、2面で大きく報道した。
今回、70mまでの改造費用は1隻当り3億円~6.6億円にもなることが判明した(下の表参照)。同時に3隻を稼働させる計画なので3隻の改造が必要となるが、総額では10億円~20億円にもなる(これは2018年当時の見積額なので、その後の物価上昇を含めればさらに大きな額となるだろう)。他にも、SCP船やトレミー船の「船体補強・改造」の費用を負担するとしている。
今まで不動テトラ社は、「ぱいおにあ第30フドウ丸」(2018年)や「第31不動号」(2020年)に最大打込深度を深くするための改造をしているが、当然、自己負担で改造してきた。それが今回は、民間の船の巨額の改造費用を何故、公金で負担することができるのか、全く納得ができない。
琉球新報では、「従来の辺野古新基地建設事業でも、資材を陸揚げする船を着岸しやすいよう改造したことがあるという」が、いったいどういうことか?
(サンドコンパクションパイル工法作業船(不動テトラ社HPより))