1月23日(金)、幸いなことに昨日からの腰痛はなんとか快方に向かっている。今日は、朝から県庁での公文書の開示(シュワブ基地アスベスト問題)、昼休みは辺野古の過剰警備に関して第11管区海上保安本部での抗議集会、そして午後は高江・住民の会の県への要請行動に参加した。
(第11管区海上保安本部(那覇新港)での抗議集会)
第11管区海上保安本部での抗議集会では、この間の大浦湾での海保の海猿たちの暴力行為に対する怒りの発言が相次いだ。特に、昨日の琉球新報に掲載された映画「圧殺の海」の共同監督・影山さんへの海猿の馬乗り問題に関して、その船の船長だった私も発言を求められたのでその顛末を報告した。
・「海保の暴力許さない、辺野古警備で市民370人抗議」(琉球新報電子版 15.1.23)
この問題については、海保は「船の後ろに通り抜けるために女性をかわして奥へ進んだ」と弁明しているらしい。しかし、今日の琉球新報はその瞬間の連続写真を大きく掲載し、海保の弁明が全くのデタラメであることを示してくれた。私も抗議船の船長として連日、海猿たちの暴力行為を目撃している。海猿たちは、船に乗り込むとまずカメラに向かってきて叩き落とそうとする。証拠写真を残されることを恐れているのだろう。この日も海猿たちは私の船に乗り込んでくるとまっすぐに影山さんに向かい、カメラを押さえ込もうとしていたのだ。
海の上で目撃者が少ないことから海保の暴力行為はますますエスカレートしている。許すわけにはいかない。
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集会の途中、大急ぎで県庁に向かった。防衛局が、北部訓練場・N1ゲート前の県道の路肩部を日米の共同使用地から米軍の専用区域に変更し、座り込んでいる住民を強制排除しようとしている問題について、ヘリパッドいらない住民の会が県への申し入れを行うので同席させてもらった。各会派の県会議員さんらも多く参加されていた。
対応した知事公室の親川統括監は、「報道があったので防衛局に問い合せたが、まだ決まっていないということだった。そういう現状では県として対応しにくい。」という回答にとどまった。しかし、この問題についての県への要請は、昨年の夏以降、もう3回目になる。県道の一部を防衛局が勝手に切り取り、米軍専用区域としてしまうことに対して、何故、県から、「県道の管理上、それは認められない」と申し入れないのか。決まってからでは手遅れだ。県のあまりの弱腰には呆れる他ない。
住民の会は最後に翁長知事との面談を求めてこの日の要請行動を終えた。
・「高江ヘリパッド 県道使用で要請」(2015.1.23 QAB)