チョイさんの沖縄日記

辺野古や高江の問題等に関する日々の備忘録
 

高江・ヘリパッドいらない住民の会が防衛局交渉---3月はいっさいの工事中止を!

2014年02月28日 | 沖縄日記 高江

   (2月28日、高江住民の会による沖縄防衛局への抗議行動---「3月に入ればいっさいの工事を中止せよ!」)

 2月28日(金)、今日も午前5時に那覇を発ち、午前5時半から普天間基地大山ゲート前で抗議行動を続けた。終了後、嘉手納の沖縄防衛局に行き、高江のヘリパッドいらない住民の会の防衛局への抗議行動に参加した。

 現在、北部訓練場ではN4-2地区のヘリパッド造成工事が進められている。しかし、ヘリパッド工事は、毎年3月からはノグチゲラ等の希少生物の繁殖期に入ることから、工事は中止することになっている。たとえば、本年度工事の特記仕様書でも「3月から6月は、土工事等の建設機械を使用する作業を控える期間とする。」と明記されている。

 ところが沖縄防衛局は、今年度は工事が大幅に遅れていることから、2月になって、工期を2月28日から3月末まで延期する変更契約を締結した。3月に入っても工事を継続することは許せないと、今日の抗議行動には80名ほどの人たちが集まった。

 冒頭、県民会議の山城博治さんが抗議要請文の主旨を説明し、住民の会のIさんが3月に入っても工事を続けることは絶対に止めてほしいと訴えた。その後、防衛局が回答を読み上げ、交渉に入った。

 我々の「3月以降はいっさいの工事を行わないこと」という要請に対して防衛局は、「ノグチゲラ等の多くの貴重な動物種が繁殖する3月~6月までは土工事を避けます」「重機を使った工事は2月いっぱい、後は片づけ等の作業です」と答えた。しかし、我々の「それなら建設機械、工事車両は必要ないのだからただちに搬出せよ」という追求に対して、「終わり次第出します」「工事内容については説明できない」というだけでどうしても首を縦に振らない。

 現地では、昨日も今日も何台ものダンプトラックで赤土が搬出されている。まだまだ土工事が続いており、3月に入ると土工事を避けるという防衛局の答弁は全くデタラメなものであることは明らかだ。我々は明日以後も現地での監視行動を強め、もし少しでもバックホー等の重機が動けば、すぐにまた防衛局への抗議を強めると通告して今日の交渉を終えた。

 なお、昨日、今日と続いている赤土搬出作業は、県への赤土等流出防止条例の申請内容にはなく、条例に違反した工事である。防衛局は、県道から見える現場写真を突き付けられ、言葉につまり、「現場の詳細は把握していない」という言葉で逃げるほかなかったたが、このような違法行為は絶対に許せるものではない。今後、県とも連絡を取ながら、追及を強めたい。 

                                (防衛局との交渉前の集会)

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 今日(28日)の普天間基地・大山ゲート前での抗議行動 

 (ゲートに続く坂道をジョギングする海兵隊員)

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