(2月27日(木)、沖縄県議会本会議で県も防衛局を批判)
現在、北部訓練場で進められているヘリパッド造成工事は、2月末で終了するはずだった。3月に入ると、ノグチゲラ等の希少生物の繁殖期に入るため、工事による騒音等の影響を避けるためだ。ところが、今年度の工事は大幅に遅れているため、沖縄防衛局は2月末だった工期を3月末に延期する変更契約を締結してしまった。このままでは3月に入っても工事が続くことになる。沖縄防衛局は、「重機を使用する土工事ではない」と言い繕い、自らが行った「環境影響評価」や発注した工事の特記仕様書の定めを無視しようとしているのだ。そのため、明日(28日・金)、高江のヘリパッドいらない住民の会と県民会議は嘉手納の沖縄防衛局への抗議行動を行うこととなった。(正午:防衛局前で抗議集会、午後1時から交渉)
現在開会中の沖縄県議会の定例会の代表質問でも、今日(27日)この問題が取り上げられた。社民党の照屋大河議員が高江の問題について詳細な質問を行った。3月に入っての工事継続について県の見解を問うた質問に対して、環境生活部長は「県としては、土工事以外の作業についても鳥類等の営巣に影響があると考えている。」と防衛局を批判したのだ。
糸数慶子参議院議員にお願いしていた質問主意書に対する政府の回答も明日出される。県議会や国頭村議会への陳情の準備も進んでいる。集落内の生活道路の工事車両通過問題、オスプレイの運用を前提とした再アセスの実施問題など、課題は山積しているが、基地の強化に反対し、やんばるの自然環境、人々の生活環境を守るためにとことん頑張りたい。
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今週も続く普天間基地・大山ゲートでの抗議行動
(2月25日(火)普天間基地・大山ゲート)
(2月26日(水)普天間基地・大山ゲート)